エルピーダ:台湾への生産移管、体制整い次第実行へ-4割程度

エルピーダメモリの坂本幸雄社長 は27日の決算発表会見で、主力の広島工場から台湾への生産能力移転 を「体制が整い次第、すぐ実行しようと考えている」と語った。台湾へ の移転は、円高進行とDRAM価格不振への緊急対策の一環として9月 に表明していた。

同社長は移転規模について、直径300ミリウエハー換算で月間「5 万枚レベル」を想定している、とした。これは全体の4割程度に相当す る。さらに現在の為替水準からすれば「問答無用でやらなければならな い」とも語った。

坂本氏はタイの洪水に関連し、ハードディスクドライブ(HDD) メーカーの現地生産拠点被災に伴うHDD価格上昇でパソコンメーカー からはその分、DRAM価格を値切ろうとしている動きがあるとしなが らも、現状からのさらなる下落は考えにくい、とも述べた。

同社長はまた、市況下落に対応し7-9月期にグループ全体で 20%弱の減産を実施していたことを明らかにするとともに、10-12月 期には減産幅を「25%くらい」に拡大する意向を示した。

現在主流のDDR3と呼ばれるDRAM(処理能力2ギガビット、 ギガは10億)のスポット価格は、8月下旬にいったん底打ちして9月 中旬には1.2ドル水準まで戻したものの、今月にかけて再度下落し、 27日時点では0.86ドル水準となっている。

このほか坂本社長は、資金調達を模索する一環として、今週に取引 先など3社のトップと会ったことを明らかにした。