香港株(終了):5日続伸-欧州問題の進展と中国の金融緩和観測で

香港株式相場は上昇。ハンセン指 数が5営業日続伸し、7週間ぶり高値で引けた。欧州首脳がギリシャ 債の損失負担について合意に達したほか、中国が金融政策を緩和する との観測が手掛かりとなった。

売り上げの79%を欧州で稼ぐ衣料小売りのエスプリ・ホールデ ィングス(330 HK)は6.8%高。米ウォルマート・ストアーズなどの 小売企業に玩具や衣料品を納入する香港のリー・アンド・フォン(利 豊、494 HK)は5.7%上昇。9月の米耐久財受注額が輸送用機器を除 いたベースで半年ぶりの大幅増となったことから買われた。

中国工商銀行(1398 HK)など中国本土の大手銀行株も高い。政 府が景気てこ入れのため金融政策を緩和するとの観測が広がった。中 国建設省傘下の不動産会社、中国海外発展(688 HK)やアルミニウム 生産で中国最大手のチャルコ(中国アルミ、2600 HK)の値上がりも 目立った。

第一上海証券のチーフストラテジスト、ライナス・イップ氏(香 港在勤)は「投資家心理は一段とプラス方向にシフトしつつある」と 指摘。「中国の金融緩和観測が香港株に短期的な勢いをもたらしてい る」と分析した。

ハンセン指数は前日比622.16ポイント(3.3%)高の19688.70 と、9月9日以来の高値で終了。構成46銘柄中、値下がりは6銘柄 だけだった。ハンセン中国企業株(H株)指数は同5.1%高の10565.76。