英中銀フィッシャー委員:マイナス成長の恐れも-資産購入拡大は必要

イングランド銀行(英中央銀行) 金融政策委員会(MPC)のポール・フィッシャー委員(市場担当デ ィレクター)は、今月のMPCで資産購入プログラムを750億ポンド (約9兆1000億円)拡大したことは、すでに縮小し始めている可能性 のある経済を支えるのに必要だったとの認識を示した。

同委員は26日にロンドンでインタビューに応じ、「750億ポンド拡 大を正当化する大きな下振れ圧力が英経済にあった」と説明、「欧州の 解決策につながる特効薬があるとしても、成長鈍化リスクを回避する ためにそうしたことを実施する必要があったと引き続き考えている」 と述べた。

欧州の債務危機と英国の緊縮財政が景気を脅かしていたことから、 イングランド銀は6日のMPCで2009年以来となる資産購入プログラ ムの拡大を決定。フィッシャー委員は、ユーロ圏首脳が債務危機封じ 込めに成功したとしても、10-12月(第4四半期)にマイナス成長と なる可能性は「五分五分」だと話した。

同委員は、今月のMPCについて、「私は750億ポンド拡大に一票 を投じた。少なくとも750億ポンドの拡大が必要だということはかな り確信していた」と語った。金融市場の「本当に恐ろしい」状況に加 え、「デフレの真のリスクが議題に戻りつつ」あったとも述べた。