ソフトバンク:7-9月期で最高益を更新、米ヤフー株売却などで

国内通信3位ソフトバンクが27 日発表した第2四半期(7-9月期)の連結純利益は、前期比2.1倍の 1225億円だった。携帯電話事業の好調継続に米ヤフー株の売却益764 億円計上が加わり、四半期ベースで過去最高を更新した。

営業利益は、米アップルの携帯電話「iPhone(アイフォー ン)」などの販売好調に伴う携帯電話事業の契約増などが寄与して、 同24%増の1974億円と同じく四半期で最高額。売上高は同0.9%増の 7714億円だった。業績予想は公表していない。

携帯事業の主要指標であるARPU(1契約当たり月間収入)は 4310円と、前年同期比で10円増。アイフォーンなど、データ通信量の 多いスマートフォン(多機能携帯)浸透に伴い、データARPUが190 円増加して2520円となったことが、音声の落ち込みをカバーした。

アイフォーンに関しては国内通信2位KDDIも国内での販売に今 月参入し、ソフトバンクによる実質独占が崩れた。この点について孫正 義社長は東証での会見で「われわれとしては解約の嵐にならなかった。 これからも純増が見込める」と説明した。

クレディ・スイス証券の早川仁アナリストは27日付リポートで、 同証が予想している通期営業益7000億円の大台到達に向けて「順調過 ぎる進捗(しんちょく)」だと評した。ただ、KDDIのアイフォーン 参入に伴う影響も、今後のリスク要因に含めている。ソフトバンクの前 期営業益実績は6292億円と、前の期比35%増だった