ゴールドマンの模倣が裏目に、最悪赤字に株急落-MFグローバル会長

米ゴールドマン・サックス・グル ープの債券部門を率いて同社の経営トップの座に上り詰めた経歴を持 つジョン・コーザイン氏は今、自らが率いる米先物ブローカーの株式 時価総額をほとんど吹き消すことになったトレーディング判断につい て、自分の責任を認めている。

コーザイン氏は2010年3月にMFグローバル・ホールディングス の会長兼最高経営責任者(CEO)に就任して以来、リスクテークを 増やし同社の自己資金を使って、価格が大幅下落している欧州ソブリ ン債などへの投資を行ってきた。今週、MFグローバルが発表した四 半期決算は過去最大の赤字となり、米格付け会社ムーディーズ・イン ベスターズ・サービスは同社をジャンク級(投機的水準)より1段階 高い水準に格下げした。株価は54%下落し、8月に発行した同社の社 債(表面利率6.25%)はディストレスト債の水準に落ち込んだ。

ニュージャージー州知事や米上院議員も歴任したコーザイン氏は 25日のアナリスト向け電話会議で、「個人的には、われわれのポジショ ンやリスク仲介手段に関する判断は、私個人の責任だ」と語った。

事情に詳しい関係者1人によると、MFグローバルはビジネスの 見直しに関する助言役としてエバーコア・パートナーズを起用してい る。