ギリシャ政府、一部の国内銀行株を買い取る公算-パパンドレウ首相

ギリシャのパパンドレウ首相は 27日、予定されるギリシャのヘアカット(債務減免)と金融機関の資 本増強に関する欧州の合意を踏まえ、同国政府が一部の国内銀行の株 式を買い取る公算が大きいことを明らかにした。

ブリュッセルで行われた10時間にわたる欧州の首脳会議後にパ パンドレウ首相は記者団に対し、「銀行株の一部は恐らく国が所有す る」と述べた。国有化プログラムの対象になる銀行や政府が保有する 可能性のある株式の規模に関する詳細には言及しなかった。

欧州各国は26日から開いた首脳会議で、ギリシャ国債を保有す る民間投資家の損失負担を50%にするとともに、2012年6月30日ま でに銀行に対し中核的自己資本比率を最低9%にするよう求めること で合意した。金融機関には資本不足の補完のため、政府やユーロ圏の 救済基金からの公的資金に頼る前にまず、市場での資金調達を求めた。

パパンドレウ首相は「ギリシャの銀行はこの状況から脱出し、極 めてはっきりとした見通しを持つことになる。ギリシャ債務のリスク に関する限り全く問題ない存続能力のある銀行になることができるよ うな方法で再編される」と説明した。

欧州銀行監督機構(EBA)によれば、欧州の銀行は債務危機に 対処するために導入される一段と厳しい資本規制の下で、総額1060 億ユーロ(約11兆円)の資本増強が必要になる。ギリシャの銀行は 全体で300億ユーロの調達が必要になるという。