アジア株:反発-欧州がギリシャ債の損失負担や救済基金拡大で合意

27日のアジア株式相場は反 発。MSCIアジア太平洋指数はこのまま行けば終値ベースでほぼ 8週間ぶり高値となる。欧州首脳がギリシャ債の損失負担を50% とすることで債権者と合意したほか、救済基金の実質的な規模を1 兆ユーロ(約106兆円)に拡大したことが好感された。中国株は、 同国が近く金融政策を緩和するとの観測を背景に上昇した。

売り上げの79%を欧州で稼ぐ衣料小売りのエスプリ・ホール ディングスは香港市場で6.2%高。時価総額で世界最大の銀行、 中国工商銀行も高い。三井住友フィナンシャルグループは5.1% 上昇。9月の米製造業耐久財受注額が輸送用機器を除いたベースで 増加したことを受け、コマツも値上がりした。

みずほ信託銀行運用企画部の田中正秀シニアストラテジスト は、各国が合意したという点で1つの到達点だとし、相場は事前に このような展開を織り込んで上がってきたと説明した。実行に移す 時に銀行やギリシャ国民の反発がどうなるかという問題が残ると も指摘した。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後4時45分現在、前 日比2.9%高の122.59。このまま終了すれば9月2日以来の高値 引けとなる。上昇銘柄と下落銘柄の割合は約5対1。10業種全て が上昇している。日経平均株価は178円07銭(2%)高の8926 円54銭で引けた。