高級ヨット販売、「アラブの春」と欧州危機でブラジル・地中海に照準

株式公開しているヨットメーカ ーとしてはドイツ最大のハンゼヨットは、ブラジルやトルコ、地中海地 域での事業拡張を計画している。「アラブの春」と呼ばれる民主化運動 で解放された地域や、経済危機の影響が少ない市場での売り上げ拡大を 目指す。

ハンゼヨットのミヒャエル・シュミット最高経営責任者(CEO) は26日の電話インタビューで、ブラジルをターゲットとしており「ト ルコでも事業を活発化する計画」であると述べ、独裁政権の崩壊により 地中海地域を訪れる人々が増えると予想されるため「チュニジアやレバ ノンなどの地域でも事業強化を考えている」ことを明らかにした。

ギリシャやスペインなど従来の市場の売り上げが債務危機の影響で 落ち込んでいるため、欧州のヨットメーカーは欧州以外の地域で売り上 げを伸ばそうとしている。シュミット氏は、チュニジアで今年、反政府 運動が展開され民主化が期待される中、観光客が同国を訪れる機会が増 えるとみている。

ハンゼヨットの2010年8月-11年7月の通期売上高は17%増の 8600万ユーロ(約91億円)だった。

シュミット氏によると、ハンゼヨットは、ブラジルやトルコ、チュ ニジア、レバノンでの顧客獲得を目指し、これらの地域を担当するセー ルスマネジャーの採用を増やしている。また、多くのロシアの富裕層が 休暇を過ごすマルタやモンテネグロなどの国々の市場への参入も推進し ている。

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