オリンパス株が2年4カ月ぶり上昇率、菊川氏降格で-説明会見も

オリンパス株価が急反発、前日比

14.1%高まで買われ、2009年6月以来ほぼ2年4カ月ぶりの日中上昇 率を記録している。菊川剛会長兼社長(70)が代表権を返上して取締 役へと降格し、後任の社長に高山修一取締役(61)を充てる人事を26 日発表。14日の外国人社長解職以来の株価下落を受け、人事面で一定 のけじめをつける形になった点が材料視されている。

午前10時6分現在の株価は同97円(8.8%)高の1196円。同時刻 の売買代金は305億円と国内上場株首位で、2位の東京電力の4.2倍。

オリンパスは27日の株式取引開始直後に、高山氏らが午前11時か ら都内で会見するとの案内を報道各社に配布。案内では「過去の買収案 件に関する事業戦略上の必要性、買収に至る経緯、費用支払いなどの事 実関係」を説明するとしている。

トヨタアセットマネジメントの浜崎優チーフストラテジストは今回 の人事を受け株価が急反発した背景には「今までのしがらみが取れると いう期待感」があると指摘。また、26日終値1099円が、解職前の13 日終値比で56%安である点も、株価反発に勢いをつけたとしている。

解職されたマイケル・ウッドフォード氏は、08年にオリンパスが 行った英ジャイラス社買収でのファイナンシャルアドバイザー(FA) への6億8700万ドル支払いなどを問題視。菊川氏らオリンパス側はこ れに対し支払いは適正と主張し、高山氏も26日の就任会見でFAへの 支払い額は「適切だった」との認識を繰り返していた。

--取材協力 沢和世 Editors:Yoshinori Eki, Tetsuki Murotani

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