イタリア連立政権内の対立深刻化、総選挙の早期実施求める声強まる

イタリアでは、ベルルスコーニ 首相率いる連立政権内の対立が深刻化する中、総選挙の早期実施を求 める声が強まりつつある。同国が抱える2兆ドル(約152兆5000億 円)の債務の削減で欧州連合(EU)から取り組み強化を求められて おり、この対応で政権内の意見が割れている。

ベルルスコーニ首相は25日遅く、連立政権の重要なパートナー である北部同盟のウンベルト・ボッシ書記長と退職年齢の引き上げを めぐり合意した。同書記長からの支持を確実にするため、首相は来年 1月までに辞任し、選挙を前倒しで実施することを約束したと同国紙 レプブリカが26日報じた。

イタリア上院財政委員会のマリオ・バルダサリ委員長は同日のロ ーマでのインタビューで、現政権で構造改革を実行できるとしても、 新政権が必要になるとしても、向こう数日以内にも首相が辞任するか どうかが分かるだろうと語った。

経済政策をめぐる政府の決断力不足で野党首脳からもベルルスコ ーニ首相に退陣を求める声があらためて出てきている。民主党のロー ジー・ビンディ下院副議長は26日、首相に退陣を求めるとともに挙 国一致内閣の実現を呼び掛けた。同国の財界首脳も首相への退陣圧力 を強めている。