韓国:7-9月GDP、前期比0.7%増に鈍化-企業の支出削減響く

韓国の7-9月(第3四半期)の 経済成長は鈍化した。欧州債務危機と米国の景気低迷が打撃になると の懸念を背景に、企業が支出を減らしたことが影響した。

韓国銀行(中央銀行)の27日の発表によると、第3四半期の国内 総生産(GDP)は前期比0.7%増。4-6月(第2四半期)は同0.9% 増だった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト12人の 予想中央値0.6%増は上回った。前年同期比では3.4%増で、拡大ペー スは第2四半期と同じだった。

現代証券のエコノミスト、イ・サンジェ氏(ソウル在勤)は、「欧 州債務をめぐる状況がどのようにまとまるかを見るまで先行きを明確 につかむには時期尚早だが、景気は持ちこたえつつあるようだ」と指 摘。その上で、「景気減速により、韓国中銀には年内の追加利上げを実 施しないよう求める圧力が高まった」と付け加えた。

韓国中銀は過去4カ月間、利上げを見送ってきた。これは昨年7 月からの利上げ局面で最長。

韓国中銀当局者のキム・ヨンベ氏はGDP発表後に記者団に対し、 10-12月(第4四半期)の成長率は「大幅に」改善する見通しだとし、 その理由として悪天候が減る見込みであることや堅調な輸出、米景気 の回復を挙げた。

同氏はただ、第3四半期に予想よりも景気が減速したことから、 中銀が7月に示した今年通年の成長率見通し(4.3%)は達成困難との 見方を示した。

第3四半期の輸出は前期比2%増と、第2四半期の1.2%増に比 べて伸びが拡大した。一方で総資本形成のうち、設備への投資は同

0.4%減。第2四半期は3.9%増だった。民間個人消費は0.6%増。第 2四半期は0.9%増だった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE