欧州の銀行は11.2兆円の資本増強が必要、スペイン2.8兆円-EBA

(5段落目に最終的な必要額公表の予定を追加して更新します)

【記者:Ben Moshinsky、Jim Brunsden】

10月27日(ブルームバーグ):欧州の銀行は債務危機に対処する ために導入される一段と厳しい資本規制の下で、総額1060億ユーロ (約11兆2000億円)の資本増強が必要になる。欧州連合(EU) の銀行監督当局である欧州銀行監督機構(EBA)が明らかにした。

EBAは27日ウェブサイトに掲載した声明で、欧州の70行を 検査した結果、狭義の中核的自己資本(コアTier1)比率9%以 上を維持するために必要な資本の額は、スペインの銀行が262億ユ ーロ(約2兆7700億円)、イタリアの銀行が148億ユーロ相当にな ると試算した。金融機関は12月25日までに資本調達計画を自国の 監督当局に提出することが義務付けられる。

追加資本の必要額については、フランスの銀行が88億ユーロ、 ドイツの銀行は52億ユーロという数字を示した。英国の銀行は資本 増強を求められない見通し。

EBAは「これら資本バッファーの上積みによって、銀行は十分 な資本水準を維持し、さまざまなショックを切り抜けることが可能に なる」と指摘。その上で、公的資金を求める前にボーナスと配当を自 粛し、民間の資本市場からの資金調達に努力するよう銀行に勧告した。

EBAは資本不足額の試算は暫定的なものだとしており、最終的 な数字は11月中に公表する予定。EBAはまた、金融機関の資金調 達を可能にするため、銀行が発行した債券を保証する介入を必要に応 じて行うよう各国政府に求めた。

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