ドイツ:10月のインフレ率、2.8%に低下-市場予想と一致

欧州一の経済大国であるドイ ツでは、10月にインフレが鈍化した。

ドイツ連邦統計庁が27日発表した10月の消費者物価指数(速 報値)は欧州連合(EU)基準で前年同月比2.8%上昇。インフレ率 は前月の2.9%から低下した。ブルームバーグ・ニュースがエコノミ スト22人を対象にまとめた調査の中央値と一致した。10月の指数 は前月比では横ばいとなった。

欧州での債務危機の深刻化と世界景気の鈍化で、今年最大のイン フレ要因だった石油需要が抑制される可能性があることから、欧州中 央銀行(ECB)の利下げ余地が生じるとみられている。9月のユー ロ圏インフレ率は3%と、ECBの目安である2%を上回っているも のの、ECB政策委員会メンバーのノボトニー氏は今月25日にイン フレリスクはまったくないとの見解を示した。

ノムラ・インターナショナルの世界インフレ戦略部門責任者、ロ ーラン・ビルケ氏(ロンドン在勤)は「特に現在のような高い水準で、 インフレが高止まりしている場合、ECBが利下げに踏み切るのは通 常難しい。だが、欧州の経済見通しが悪化しつつあり、石油市場への 将来的な圧力を取り払うだろう。これはインフレ率が来年初めには 2%を割り込むことを意味する」と続けた。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト34人を対象に先月実 施した調査の中央値によると、ECBは政策金利を12月に0.25ポ イント引き下げ1.25%にすると見込まれている。

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