FRB、欧州銀に約100項目のデータの日報要請か-現金や担保など

欧州の金融機関はキャッシュフロ ー(現金収支)や担保、誓約で縛られていない資産など約100項目の 最新データを日々報告するよう米連邦準備制度理事会(FRB)から 求められる可能性がある。米監督当局は欧州大陸の債務危機が突き付 ける脅威について評価を進めている。

これらのデータを盛り込んだ「日々の流動性に関する第4世代(4 G)報告書」は、ニューヨーク連銀と米通貨監督庁(OCC)、米連邦 預金保険公社(FDIC)に2日後までに提出するよう要求される見 込み。部外秘となっている白紙の記入用紙と米金融機関が既に使用し ている20ページの説明書をブルームバーグ・ニュースが入手した。

欧州首脳によるギリシャ債務危機の波及阻止に向けた取り組みが 難航する中で、米監督当局は欧州の大手金融機関の一部と日報作成に 関して非公式の協議を行ってきた。ガイトナー米財務長官とトリシェ 欧州中央銀行(ECB)総裁は、危機収拾に失敗すれば、デフォルト (債務不履行)の連鎖が起きて金融システムが不安定になるとの懸念 を示している。

FRBの元クレジットリスク担当責任者、サベス・シディク氏は この文書を見ていないとした上で、「FRBが今、これを要請する理由 はある」と指摘。「日々の最新データを得られれば、潜在的な脅威を理 解するためにシステミックなベースで流動性市場を本当に監視してい ることになる」と付け加えた。

NY連銀とOCC、FDICの報道官はいずれもコメントを控え た。