財務相:投機的動き行き過ぎれば「断固たる措置」-欧州の合意歓迎

安住淳財務相は27日午前、前日 の外国為替市場で円がドルに対して一時75円72銭と戦後最高値を更 新したことを受け、「投機的な動きが行き過ぎた場合は、断固たる措置 を取ると言い続けている。これからも市場を注視していく」と語った。 同省内で記者団に対し話した。

同相は為替相場の動向について「欧州次第ということがはっきり している。経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)を反映するの ではなく、投機筋が欧州をにらみながら円に対して駆け込んできてい る」と指摘。

また、日本銀行の金融政策決定会合を同日に控え、「白川方明日銀 総裁も状況を十分認識しておられる。信頼している。非常にポジティ ブな話し合いになると思っている」と追加緩和に期待感を示した上で、 「日銀と一体となってこの局面の打開に向けて結束していきたい」と 述べた。

欧州連合(EU)による銀行の自己資本比率をめぐる合意に対し ては「大変歓迎すべきだ。できれば合意できる範囲で数字をしっかり 出してもらえば、相場にとってなお良い。期待している」と述べた。 EU首脳は26日の会議で域内銀行に対し2012年6月30日までに中核 的自己資本比率を最低9%とするよう求めることで合意した。