欧州株:反発、サミット控え-米耐久財受注と新築住宅販売を好感

26日の欧州株式相場は反発。 この日は欧州首脳が債務危機対応を話し合うため、先週末に続き再び ブリュッセルに集まった。同日発表の9月の米耐久財受注額と新築住 宅販売が買い材料となった。

ドイツの医薬品メーカー、メルクが約2年ぶりの大幅高。市場予 想を上回った決算が好感された。デンマークの宝飾メーカー、パンド ラは12%の値上がり。業績見通しの引き下げはないとの見方が広が ったことが背景。一方、亜鉛精錬で世界最大のニルスターは大幅安。 生産見通しの引き下げが嫌気された。

ストックス欧州600指数は前日比0.2%高の240.80で終了。 この日はプラス圏とマイナス圏を何度も往復し、方向感が定まらなか った。欧州債務危機への解決策で当局者が合意するとの見方から、9 月22日に付けた年初来安値からは12%上昇している。

エボリューション・セキュリティーズの債券責任者、ゲーリー ジェンキンス氏はリポートで首脳会議について、「大きく失望させら れる可能性がある」と指摘。「ただ、包括策で一般合意が見られ、詳 細の詰めできっちりとした時間枠が示されるようであれば、市場は好 意的に解釈するかもしれない」と付け加えた。

1年9カ月で14回目となる債務危機対応サミットでは、第2次 ギリシャ救済や銀行の資本増強、欧州金融安定ファシリティー(EF SF)の強化策が話し合われる。

ストックス欧州600指数は一時1.2%高となったが、第2次ギ リシャ救済の一環であるギリシャ債保有者の損失をめぐり、銀行団と 欧州連合(EU)の協議が行き詰まって話し合いは一時中断されてい るとEU当局者が明らかにすると、上げ幅を縮めた。

この日の西欧市場では、18カ国中10カ国で主要株価指数が上 昇。米商務省が同日発表した9月の製造業耐久財受注統計によると、 耐久財受注額は前月比0.8%減少と、ブルームバーグがまとめたエコ ノミスト予想中央値よりも小幅な減少にとどまった。また、9月の米 新築住宅販売は市場予想をやや上回る増加となった。

メルクは8.5%高の65.07ユーロで終了。パンドラの終値は

47.90デンマーク・クローネ。ニルスターは8.5%下げ6.14ユー ロ。