欧州債:独仏債が上昇、独2年債利回り0.5%割る-首脳会議控え

26日の欧州債市場ではドイツ 2年債が上昇。同利回りは一時、3週間ぶりに0.5%を割り込んだ。 ギリシャ救済策をめぐる銀行団との協議が行き詰まり、話し合いが一 時中断したと欧州連合(EU)当局者が明らかにしたことが背景にあ る。

フランスとオランダの2年債も堅調。ドイツのメルケル首相が議 会でソブリン債危機の根本的な克服には「長年かかる」との見方を示 したことを受け、最上級格付け国の国債に安全を求める動きが強まっ た。イタリア債は下落。同国は105億ユーロ相当の国債を入札した。 アイルランドとポルトガルの国債も軟調。

モニュメント・セキュリティーズの債券アナリスト、マーク・オ ストワルド氏(ロンドン在勤)は、「待望されている解決策はまだ出 てこない」と述べ、「これまで伝えられた案はすべて、より恒久的な 解決策を得るための時間稼ぎに過ぎない。これがドイツ国債の利回り の頭を抑えている」と続けた。

ロンドン時間午後4時37分現在、独2年債利回りは前日比5ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.52%。一時は

0.49%まで下げ、6日以来の低水準となった。同国債(表面利率

0.75%、2013年9月償還)価格はこの日、0.090上げ100.435。 独10年債利回りは3bp下げて2.03%。

EU側は銀行の自発的な支援参加を模索しているものの、強制的 な解決を図る可能性は排除できないという。同当局者がブリュッセル で匿名を条件に語った。ギリシャの新発債についてどの割合までを保 証するかが焦点となっている。

EUは過去4日で2回目の首脳会議を開く。債務危機の悪影響が イタリアに拡大するのを阻止するため、域内の救済基金拡充と銀行の 資本強化、ギリシャ救済策についての合意を目指す。サミットはブリ ュッセル時間午後6時に始まる。

フランスを中心に最上級格付け国の国債が上昇。仏2年債利回り は前日比10bp低下し1.10%。オランダ2年債利回りは4b下げ

0.67%となった。

一方、ポルトガル2年債は4日続落。同利回りは一時、91bp 上昇の19.06%と、7月20日以来の高水準に達した。アイルランド 2年債利回りは44bp上げ9.45%。これは9月15日以来の最高。

イタリア2年債は3日続落。同利回りは5bp上昇し4.56%。