ECBの1年物資金供給、市中銀行の需要は市場予想を下回る

欧州中央銀行(ECB)が2 年ぶりに実施した1年物資金供給オペで、市中銀行からの需要は市場 予想を下回った。

ECBは短期金融市場の緊張緩和を目指し、2009年末以来で初 の1年物資金入札を実施。26日の発表によると、応札額は569億ユ ーロ(約6兆円)だった。ECBは応札額全額を融資期間中の政策金 利の平均で貸し付ける。ブルームバーグ・ニュースがまとめたアナリ スト10人の予想中央値では700億ユーロの需要が見込まれていた。 ECBによると銀行181行が応札した。

ECBは27日、91行に対して3カ月物資金446億ユーロも貸 し付ける。同日は3カ月物融資850億ユーロが満期を迎える。ブル ームバーグ調査では500億ユーロの需要が見込まれていた。

ギリシャ債に絡む損失への懸念から銀行は相互の資金融通に慎重 になっている。ECBは1年物のほか6カ月物の資金供給に加え米連 邦準備制度理事会(FRB)との協調によりドル資金も供給。流動性 措置を強化している。

ECBはユーロ圏の銀行1行に7日物ドル資金5億ドルを貸し付 けるともこの日に発表。12月21日には13カ月物資金の入札を行 う。

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