第一生命:国内債券は増加へ、日本株は減少方向に-下期の運用計画

第一生命保険は、2011年度下半期 の資金運用計画で、国内債券の残高を積み増す方針だ。国内株式は減ら す方向。外国債券、外国株式、オルタナティブ、不動産投資はともに横 ばいとする。貸付金は減る見通しだ。運用企画部の飯田貴史運用企画室 が26日明らかにした。

飯田氏によると、国内債は年間計画の達成に向けて残高を増やす。 中心は超長期債で「金利が低いところで買い進めるというより、金利水 準に応じて買い入れ金額やペースを調整」する。国内金利は景気の回復 を織り込んで徐々に水準を切り上げると予想している。積み増す金額の 年間計画は公表していないが、今年度も昨年度と同程度という。

外国債券では、為替リスクを回避(ヘッジ)する外債の残高は横ば いを維持する。上半期は、夏場に欧米金利が大幅に低下したことや、一 時的にヘッジコストが上昇した局面で残高を圧縮し、金利がそれほど低 下していなかった国内債券に振り向けた。

為替リスクをヘッジしないオープン外債は、下期も横ばいを維持す る。上半期はリスク対応モードで目指したい水準よりもかなり残高を削 減してスタートし、横ばいを維持した。飯田氏は、今は難しいが「市場 が落ち着いていることが確認できれば、残高を戻したい」という。

ギリシャを含むユーロ圏5カ国「PIIGS」などの重債務国関係 では、7月末時点で約3000億円のイタリアとスペインの資産を保有し ていた。10月までに「含み損益がコントロール可能な水準」まで残高を 減らしたという。

国内株は残高圧縮の方向で「銘柄入れ替えによりマーケット全体に 近い動きをするようなポートフォリオの質的向上を進める」方針。外国 株式とオルタナティブ投資は年間通じて横ばいを維持する。貸付は上半 期同様、下半期も償還資金が新規貸出を上回る予想で、残高減少分は国 内債券に振り向ける計画だ。

公表資料によると、6月末時点での同社の一般勘定資産は29兆6800 億円。そのうち国内債は46.3%、外国債券18.2%、国内株8.1%、外国株

5.2%、貸付金11.9%、不動産4.3%などとなっている。

第一生命の2011年度末の中心予想水準
(カッコ内は下半期中の予想レンジ)
10年国債     :1.2%      (0.9-1.4%)
日経平均株価 :10500円    (8000-11000円)
米国10年債   :3.0%      (1.5-3.5%)
NYダウ:   :12000ドル  (10000-12500ドル)
ドル/円      : 80円      (70-85円)
ユーロ/円    :110円      (100-120円)

--取材協力:野沢茂樹 Editor: Kazu Hirano

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