【テクニカル分析】ユーロは1.35ドルに下落か、一目「雲」下限がめど

外国為替相場のチャート分析に詳 しい三菱東京UFJ銀行金融市場部の井野鉄兵アナリストによると、 今月4日に始まったユーロ・ドル相場の上昇は1ユーロ=1.40ドル程 度で終息する可能性が高い。その後は、11月末にかけて1.35ドル前 後まで緩やかに下落するという。

井野氏は26日のインタビューで、ユーロ・ドル相場は一目均衡表 (日足)で2本の先行スパンで挟まれた「『雲』の上端に向かってい る」と指摘。短期的には8月29日から10月4日までの下げ幅をフィ ボナッチ級数の1つ61.8%戻した1.4013ドルをめどに上昇するが、

1.40ドル台を走る「90日移動平均線などに抑えられる」と予想した。

週足の一目均衡表では、やや短期的な方向性を示す「転換線が基 準線を下回り、遅行スパンも同日の相場水準を下回っている」と指摘。 ユーロは上昇・下落に中立な「雲」の下端が来月末に位置する1.35 ドル前後に向けて「緩やかに下落する」との見方を示した。

井野氏は、ユーロ・ドル相場は5月6日週につけた高値1.4940 ドルと9月2日週の高値1.4549ドルを結んだ上方線と、5月27日週 の安値1.3970ドルと9月9日週の安値1.3627ドルをつないだ下方線 が形成する「平行チャネル」の中で推移していると分析。9月下旬か ら10月4日にかけての急落は「オーバーシュートだった」とみている。

ユーロ・ドル相場は5月4日、1.4940ドルと2009年12月以来の 高値を記録。8月29日に約2カ月ぶりに1.4549ドルまで上昇した後、 今月4日には1.3146ドルと約9カ月ぶりの安値を付けた。25日には

1.3960ドルと、9月8日以来の高値を付ける場面があった。

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