アジア株:下げ幅縮小-温首相発言で中国の金融緩和の観測強まる

26日のアジア株式相場は下げ幅 を縮小。欧州債務危機の協議の行方をめぐる不透明感が重しとなったも のの、中国が金融緩和を開始する可能性があるとの観測がプラスに作用 した。

不動産開発会社の碧桂園(カントリー・ガーデン・ホールディン グス)は香港市場で2.5%高。ホンダは0.6%安。中国最大のアルミニ ウム生産会社、チャルコ(中国アルミ)は4.1%高。増益決算が好感さ れた。オーストラリア最大の産金会社、ニュークレスト・マイニングは 金先物相場の上昇に伴い3.5%の値上がり。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午後3時55分現在、前日比

0.2%安の119.12。一時は1.1%安まで下げた。構成銘柄中の値上が りと値下がりの比率はほぼ同じ。10業種中7業種が下落した。日経平 均株価の終値は13円84銭(0.2%)安の8748円47銭。

AMPキャピタル・インベスターズの投資戦略責任者、シェー ン・オリバー氏(シドニー在勤)は「中国首相の発言がよりハト派的に 聞こえ、何らかの緩和策が実施される公算が大きいなら、中国はハード ランディングを回避するとの信頼感が強まるだろう」と述べた。中国の 温家宝首相は25日、経済政策が微調整される可能性があると発言した。