中国4大銀行、7~9月は22%増益か-米銀抜くも株価低迷の可能性

中国の4大銀行は今週発表される 7-9月(第3四半期)決算で米銀上位4行を上回る利益になると予 想されているものの、投資家は不良債権が膨らむと懸念しており、株 価の低迷は続きそうだ。

ブルームバーグがアナリスト8人を対象にまとめた調査の中央値 によれば、中国工商銀行をはじめとする中国4大銀行は7-9月期の 純利益が前年同期比22%増の1640億元(約1兆9600億円)となった もよう。JPモルガン・チェースを含む米4大銀行の利益は合わせて 183億ドル(約1兆3900億円)で、これを41%上回る。

中国当局のインフレ抑制を狙った利上げに伴い、不動産会社や中 小企業、地方政府への融資が不良債権化するとの懸念が強まったこと から、中国大手行の株価は今年、平均で23%下落。経済成長鈍化や不 動産市場の低迷、地下銀行から借金した製造業の破綻が広がっている との報道に加え、欧州の債務危機が引き続き中国株のバリュエーショ ン(株価評価)の重しになるとみられる。

国泰君安証券の李偉アナリスト(深圳在勤)は24日の電話インタ ビューで、「中国ばかりか世界的な不確実さを考慮すれば、予見し得る 将来、少なくとも年内に中国の銀行株が上昇する公算は小さいだろう」 と述べた。

ブルームバーグがアナリスト7人を調査した中央値によると、中 国の銀行の不良債権比率は来年末までに1.5%、2013年12月までに

1.8%に上昇すると予想されている。

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