米ジェンワース住宅ローン保険部門、業績改善か新規引き受け停止を

米ジェンワース・ファイナンシ ャルの住宅ローン保険部門は、業績を改善するか新規引き受けを停止 する必要があると、独立系調査会社クレジットサイツのアナリストら は指摘した。

クレジットサイツのロバート・ハインズ、エリック・アクソン両 氏は25日付リポートで住宅ローン保険部門について、最近の事業が 従来事業の悪化を補うかあるいは新規引き受け停止によって、存続の 可能性が高くなると説明。「いずれの場合も、ジェンワースの信用状 況に関する市場の見方は改善するだろう」と記した。

マイケル・フレーザー最高経営責任者(CEO)は住宅ローン保 険部門の損失補てんによる資本減少を阻止するよう市場から圧力をか けられている。米住宅市場が過去70年で最悪の暴落状態に陥ったこ とから、住宅所有者のデフォルト(債務不履行)や差し押さえで債権 を回収できない場合の保険金請求が増加。住宅ローン保険業界は打撃 を受けている。

ハインズ、アクソン両氏によると、住宅ローン保険部門の損失が 社のリスクになるとの懸念から、ジェンワース債の保証コストはこの 1年間に上昇している。

ただ、経営陣との会話から判断して、ジェンワースが短期的に同 部門に資本を充てる公算は小さいという。同部門の行方は1年以内に 決まるもようで、債券保証コストの低下につながるとアナリストらは 指摘した。