ポールトゥウィン株初値は公開比21%高、デバッグやネット監視事業

東証マザーズ市場にきょう新規株 式公開(IPO)したポールトゥウィン・ピットクルーホールディン グスは、午前9時39分に公開価格(2250円)を21%上回る2730円で 初値を付けた。その後は初値近辺でもみ合い。

同社は1994年1月に設立され、ソフトウエアなどのデバッグ(不 具合検出)・検証サービスが主力事業。このほか、ネット監視、翻訳サ ービスなども手掛ける。主幹事は大和証券キャピタル・マーケッツ。

水戸証券投資情報部の岩崎利昭チーフオフィサーは、来年から再 来年にかけて、家庭用ゲーム機の新機種への更新が予想される中、そ れに対応し「ソフトウエアの開発も今後進む見込みで、デバッグ需要 は増えていく」との見方を示唆。SNS(交流サイト)市場の拡大に 伴い、「ソーシャルゲーム関連でも需要は増勢で、収益環境は良好」と 指摘した。

ポールトゥウィンは2012年1月期の連結業績予想を、売上高で前 期比13%増の77 億3300万円、営業利益で同30%増の9億9800万円 としている。デバッグ・検証事業でアミューズメント関連機器、ソー シャルアプリ案件の受注拡大が寄与する。1株当たりの純利益は

142.85円を計画。公開価格から算出した予想PER(株価収益率)は 16倍だった。

一方、野村証券の大庭正裕、繁村京一郎両アナリストは26日付の 投資家向けリポートで、「デバッグ・検証事業では作業を委託している 業務請負者(個人事業主)への依存など、ネット監視事業では法規制の 動向、特定大手顧客への依存などがリスク要因として挙げられる」と 指摘している。

公開株数147万2000株(公募64万株、売り出し64万株、オーバ ーアロットメントによる追加売り出し19万2000株)に対し、午前10 時1分時点の売買高は104万株。

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