日立:上期純利益、予想の5倍の500億円に-震災復旧、コスト減

日立製作所は26日、上期(4- 9月)速報値として、連結純利益が500億円となったもようだと発表し た。この額は従来予想の5倍。東日本大震災からの復旧進展に伴う売上 増や、コスト削減の奏功を理由に挙げている。

上期の営業利益も1700億円と予想を700億円超過し、 売上高も予 想を1500億円上回る4兆5500億円だったもよう。通期については、 タイの洪水や為替変動などの影響が不透明だとして予想を据え置いた。

SMBC日興証券の嶋田幸彦アナリストは上期の業績上振れの理由 として「社会インフラ事業への注力が功を奏している」とコメント。現 状の通期予想についても「会社側の計画は保守的」と述べている。

日立は26日の株式取引開始前に、上期の速報値を発表。これを受 けて株価は反発、一時は9月16日の4.7%以来、約1カ月ぶりの上昇 率を記録した。午前の終値は日中高値と並ぶ同17円(4.2%)高の426 円。売買代金は国内上場株で3位だった。