10月26日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次 の通り。

◎NY外為:ユーロは下げ埋める、EU首脳が銀行資本の増強で合意

26日のニューヨーク外国為替市場ではユーロが対ドルで下げを埋 めた。欧州連合(EU)首脳が域内銀行の資本力増強計画で合意を発表 したことに反応した。

ユーロはまた対円でも下げを埋めた。中国がユーロ圏債務危機 の解決に向けた包括策に関して、資金支援に前向きに応じる可能性 があるとの報道が手掛かりだった。ドルは対円で上昇。日本銀行は 27日に金融政策決定会合を開く。カナダ・ドルとメキシコ・ペソは 対ユーロで上昇。米国の耐久財受注額は輸送機器を除くベースで市 場予想を上回った。

INGグループの通貨取引ディレクター、ジョン・マッカーシ ー氏(ニューヨーク在勤)は「わずかな情報に少しだけ前向きに反 応したようだ」と述べ、「投資家の多くはすべてが明らかになるま で様子見だ」と続けた。

ニューヨーク時間午後4時30分現在、ユーロは対ドルでほぼ 変わらずの1ユーロ=1.3900ドル。一時は0.8%安まで下げた。 ユーロは対円では0.1%高の1ユーロ=105円94銭。1%安まで 売られる場面もあった。円は対ドルで0.2%安の1ドル=76円21 銭。ニューヨーク時間の朝方には75円72銭の戦後最高値を更新し た。

EU首脳らはブリュッセルで行われた首脳会議後に声明を発表 した。

1週間のユーロ・ドルのインプライド・ボラティリティ(IV) 指数は、74ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して

16.07%。10月21日には18.48%と、今月6日以来の高水準をつ けた。

日銀の動向

円は対ドルで10月21、25、26日の3日間にわたり最高値を 更新した。日本経済新聞が25日報じたところによると、27日に開 く金融政策決定会合では追加的な金融緩和策が検討される。

世界最大の通貨ヘッジファンド、FXコンセプツ(ニューヨー ク)の創業者、ジョン・テーラー氏は「日ごと、週ごとにドルは円 に対して下げている。日銀はこの事態に非常に神経質になっている」 と述べた上で、日銀が主要10カ国に連絡したところで、「『今は円ど ころではない。欧州といったほかの問題がある』と相手にされないこと を日銀は分かっている」と続けた。

安住淳財務相は26日、記者団に対し、「市場の状況に鑑みて 必要あれば断固たる措置を取る。万全の態勢を整えておくよう指示 は出している」と続けた。衆院財務金融委員会では、戦後最高値の 更新を続けている円高を受け、為替介入の実施について「タイミン グについてはコメントを差し控える」と発言した。

銀行の資本強化、中国の支援

先進10カ国の通貨で構成されるブルームバーグ相関加重通貨 指数によると、ユーロは過去6カ月間で2.8%低下した。円は11% 上昇、ドルは3.1%上げた。

EU首脳会議では、2012年6月を銀行資本基準達成の期限に 設定した。銀行は、保有するソブリン債の価値を引き下げた後で、 狭義の中核的自己資本であるコアTier1比率で9%を達成する 必要がある。EU首脳会議後に発表された声明では「最も質の高い」 自己資本の確保を求めている。

AFP通信が事情に詳しい複数の政府当局者の話を基に報じた ところによると、中国は欧州債務危機の支援について柔軟な姿勢で あり、協力に向けた選択肢をEUの当局者と協議する。ブラジルや ロシアなど他の主要新興国は、欧州に支援を提供する手段として国 際通貨基金(IMF)の活用の方を好んでいるという。

フランスのサルコジ大統領は27日に中国の胡錦濤国家主席に 電話し、ユーロ圏への投資資金呼び込みを目的とした事業体に対す る中国の貢献について協議する。事情に詳しい関係者が26日明ら かにした。

◎米国株:上昇、EU首脳が銀行資本増強で合意-米経済指標も好感

米株式相場は反発。前日のS&P500種は3週間ぶりの大幅下落 だった。この日の欧州連合(EU)首脳会議が銀行の資本増強計画で合 意に達したほか、米経済指標が市場予想を上回ったことも好感された。

S&P500種の金融株指数は朝方の下げから反転して2%上昇。 景気敏感株を先導するアルコアとキャタピラーの上げも目立つ。航空 機メーカー大手ボーイングは4.5%高。7-9月決算がアナリスト 予想を上回ったことを手掛かりに買い進まれた。インターネット通販 最大手、米アマゾン・ドット・コムは13%安。新製品投入の支出が かさみ、決算が大幅減益となったことが嫌気された。

S&P500種株価指数は前日比1.1%高の1242.00。一時

0.7%安まで下げる場面もあった。前日は2%下げていた。ダウ工業 株30種平均は162.42ドル(1.4%)高の11869.04ドル。

ハンティントン・アセット・アドバイザーズのシニアポートフォ リオマネジャー、ピーター・ソレンティーノ氏(シンシナティ在勤) は電話インタビューで、「全般的な印象としては、恐らくこれが最終 章ではないとしても、銀行の資本増強や金融システムの機能不全の回 避といった面で次の章に近づいている」と述べた。

欧州首脳会議

EU首脳は域内の銀行増資計画をめぐり合意に達した。23日に 続いてこの日ブリュッセルで行われた首脳会議後に声明が発表された。 約2年にわたり危機が解決されないことに世界各国がいら立ちを募ら せる中、21カ月間でこの日が14回目のサミットとなった。イタリ アやフランスへの危機波及が懸念され、世界経済への脅威も高まって いる。

フランスのサルコジ大統領とドイツのメルケル首相は、ギリシャ 国債を保有する銀行団と協議するために調整していることが事情に詳 しい関係者の話で明らかになった。ギリシャ国債のヘアカット(債務 減免)の詳細をめぐり行き詰っている交渉の打開を図るという。サル コジ大統領は27日に中国の胡錦濤国家主席に電話し、ユーロ圏への 投資資金呼び込みを目的とした事業体に対する中国の貢献について協 議する。事情に詳しい関係者が26日明らかにした。この日のEU首 脳会議では、債務危機を収束させる取り組みの選択肢として、特別目 的投資事業体の創設を検討している。

バークレイズの株式戦略責任者バリー・ナップ氏(ニューヨーク 在勤)は電話インタビューで、「重大な転機を迎えている」とし、 「成長見通しは改善している。欧州では大風呂敷を広げておきながら 結果が伴わない状況が続いており、資本市場がその影響を吸収しなが ら乗り切るためにカギとなるのが成長見通しだ」と説明した。

米経済指標

9月の米耐久財受注額は、輸送用機器を除いた受注額が前月比で

1.7%増加し、6カ月ぶりの大幅増となった。これを受けて株式相場 は上昇した。米商務省がこの日発表した9月の新築一戸建て住宅販売 も、市場予想をやや上回る増加となった。一部地域で住宅価格の下落 が購入促進につながったことが背景にある。

米国でアルミ生産最大手のアルコアは2.2%上げて10.36ドル。 建設機器メーカー最大手のキャタピラーは1.9%高の91.57ドルで 引けた。米大手銀のバンク・オブ・アメリカは2%高の6.59ドルだ った。

米航空機メーカー、ボーイングは4.5%高の66.56ドルと、ダ ウ平均の構成銘柄で最も上げた。同社の7-9月(第3四半期)決算 は利益が市場予想を上回り、買いが膨らんだ。

アマゾンは13%安の198.40ドルと、08年以来の大幅な下落。 販売数量を伸ばして市場シェアを拡大する戦略が利益率減少を招いて いる。

◎米国債:下落、欧州首脳が銀行の資本増強で合意-逃避需要後退

米国債相場は下落。ブリュッセルで開かれた欧州連合(EU)首脳 会議は、ソブリン債危機を封じ込める対策の一環として、域内銀行の資 本増強で合意。これを受け、逃避先としての米国債の投資妙味が低下し た。

30年債利回りは1週間ぶりの大幅上昇。EU首脳は銀行の資本 増強で合意したとの声明を発表した。米財務省が実施した5年債入札 (発行額350億ドル)では、需要が過去の平均を上回った。これに 反応し、米国債は一時下げを縮める場面があった。

ウンダーリッヒ・セキュリティーズのマネジングディレクター兼 米国債トレーディング責任者、マイケル・フランゼーズ氏(ニューヨ ーク在勤)は、銀行の資本増強は「これまで最も大きな障害の一つだ った。よって今回の合意は米国債に対する圧力を強めるものだ」と指 摘。「欧州が進めている計画が危機の波及に歯止めをかけることがで きると考えるなら、米国債を売るべきだ。株式相場は勢いを増しつつ ある」と述べた。

ニューヨーク時間午後3時40分現在、30年債利回りは前日比 9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇3.22%。一時 は10bp上昇の3.23%となった。30年債価格(表面利率3.75%、 償還2041年8月)は1 3/4下落の110 6/32。

10年債利回りは9bp上昇の2.20%。既発5年債利回りは8 bp上昇の1.06%。

EU首脳会議

欧州連合(EU)首脳らは域内銀行の資本増強計画をめぐり合意 に達した。ブリュッセルで行われた首脳会議後に声明が発表された。

フランスのサルコジ大統領とドイツのメルケル首相は欧州連合 (EU)首脳会議が行われている26日夜、ギリシャ国債を保有する 銀行団と協議するために調整していることが事情に詳しい関係者の話 で明らかになった。ギリシャ国債のヘアカット(債務減免)の詳細を めぐり行き詰っている交渉の打開を図るという。

フランスのサルコジ大統領は27日に中国の胡錦濤国家主席に電 話し、ユーロ圏への投資資金呼び込みを目的とした事業体に対する中 国の貢献について協議する。事情に詳しい関係者が26日明らかにし た。この日のEU首脳会議では、債務危機を収束させる取り組みの選 択肢として、特別目的投資事業体の創設を検討している。

5年債入札

5年債入札(発行額350億ドル)の結果によると、最高落札利 回りは1.055%と、入札直前の市場予想の1.082%を下回った。前 回入札(9月28日)は1.015%と過去最低だった。

投資家の需要を測る指標の応札倍率は2.90倍と、前回の3.04 倍を下回った。利回りが過去最低の落札水準をわずかに上回るレベル にとどまっているものの、欧州の協議難航で需要が高まった。過去 10回の入札の平均は2.80倍。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS) の金利ストラテジスト、アーロン・コーリ氏(コネチカット州スタ ンフォード在勤)は入札について、「特に欧州をめぐる不透明感から 非常に好調だった」と発言。「入札はマクロ経済基調がなお米国債の 支援材料になっていることを示している。もちろん、ニュースで一変 する可能性はあるが、それはまた別の話だ」と述べた。

今週は合計990億ドル規模の国債入札が実施される。前日の2 年債(発行額350億ドル)では応札が過去の平均を上回り、間接入 札の落札に占める割合が過去1年で最高となった。27日には7年債 (同290億ドル)の入札が予定されている。

ニューヨーク連銀はこの日、償還期限が2014年3-9月の米国 債88億7000万ドル相当を売却した。4000億ドル相当の保有短期 債を売却して期間が長めの国債を購入する「オペレーション・ツイス ト(ツイストオペ)」の一環。

ドイツ銀行の金利ストラテジスト、アレックス・リー氏は「今週 は供給があり、米国債市場はやや難しい状況にある。海外情勢に端を 発した短期的な荒い金利動向と、米国債の供給の間でバランスをとる 必要がある」と語った。

◎NY金:4日続伸、1カ月ぶり高値-欧州債務懸念でヘッジ需要

ニューヨーク金先物相場は上昇。1カ月ぶりの高値となった。欧 州債務危機の解決が遅れるとの懸念から、価値保存の手段として金に 買いが入った。

フランスのサルコジ大統領とドイツのメルケル首相は26日夜、 ギリシャ国債を保有する銀行団と協議するために調整していることが 事情に詳しい関係者の話で明らかになった。ギリシャ国債のヘアカッ ト(債務減免)の詳細をめぐり行き詰っている交渉の打開を図るとい う。ガイトナー米財務長官はこれまで、財政危機を収束させる計画が 出なければ金融市場は「壊滅的なリスク」に直面するとの見解を示し ている。金は過去4営業日に6.9%値上がりした。

バードモント・キャピタル(パナマ)のスコット・ガードナー最 高投資責任者(CIO)は電子メールで、「欧州債務問題への即効薬 など存在しない。危機ヘッジとしての金の地位が相場を押し上げてい るのはそのためだ」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物 12月限は前日比1.4%高の1オンス=1723.50ドルで終了。一時 は1728ドルと、中心限月としては先月23日以来の高値を付けた。 4営業日続伸は8月22日以来の最長。

◎NY原油:3週間ぶり大幅安、米在庫増と欧州危機が圧迫

ニューヨーク原油先物相場は反落。約3週間ぶりの大幅安となっ た。米政府の統計で予想を上回る在庫の増加が示されたことや、欧州 の債務危機に関する協議が行き詰っているとの懸念が背景。

米エネルギー省の発表によると、先週の在庫は474万バレル増 加の3億3760万バレル。増加幅はブルームバーグがまとめたアナ リスト予想の3倍以上となった。欧州連合(EU)の首脳は域内救済 基金の拡大や銀行の資本増強、ギリシャの債務減免での合意を目指し、 週末に続き2回目の会合を開催した。

アダム・メッシュ・トレーディング・グループ(ニューヨーク) のチーフストラテジスト、トッド・ホーウィッツ氏は「原油在庫の数 字は非常に悪かった」と指摘。「この在庫統計だけを材料に取引さ れていたならば、80ドル前半での推移となっていただろう」と述べ た。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物12月限は前 日比2.97ドル(3.19%)安の1バレル=90.20ドルで終了。先 月30日以来の大幅下落となった。

◎欧州株:反発、サミット控え-米耐久財受注と新築住宅販売を好感

26日の欧州株式相場は反発。この日は欧州首脳が債務危機対応 を話し合うため、先週末に続き再びブリュッセルに集まった。同日発 表の9月の米耐久財受注額と新築住宅販売が買い材料となった。

ドイツの医薬品メーカー、メルクが約2年ぶりの大幅高。市場予 想を上回った決算が好感された。デンマークの宝飾メーカー、パンド ラは12%の値上がり。業績見通しの引き下げはないとの見方が広が ったことが背景。一方、亜鉛精錬で世界最大のニルスターは大幅安。 生産見通しの引き下げが嫌気された。

ストックス欧州600指数は前日比0.2%高の240.80で終了。 この日はプラス圏とマイナス圏を何度も往復し、方向感が定まらなか った。欧州債務危機への解決策で当局者が合意するとの見方から、9 月22日に付けた年初来安値からは12%上昇している。

エボリューション・セキュリティーズの債券責任者、ゲーリー ジェンキンス氏はリポートで首脳会議について、「大きく失望させら れる可能性がある」と指摘。「ただ、包括策で一般合意が見られ、詳 細の詰めできっちりとした時間枠が示されるようであれば、市場は好 意的に解釈するかもしれない」と付け加えた。

1年9カ月で14回目となる債務危機対応サミットでは、第2次 ギリシャ救済や銀行の資本増強、欧州金融安定ファシリティー(EF SF)の強化策が話し合われる。

ストックス欧州600指数は一時1.2%高となったが、第2次ギ リシャ救済の一環であるギリシャ債保有者の損失をめぐり、銀行団と 欧州連合(EU)の協議が行き詰まって話し合いは一時中断されてい るとEU当局者が明らかにすると、上げ幅を縮めた。

この日の西欧市場では、18カ国中10カ国で主要株価指数が上 昇。米商務省が同日発表した9月の製造業耐久財受注統計によると、 耐久財受注額は前月比0.8%減少と、ブルームバーグがまとめたエコ ノミスト予想中央値よりも小幅な減少にとどまった。また、9月の米 新築住宅販売は市場予想をやや上回る増加となった。

メルクは8.5%高の65.07ユーロで終了。パンドラの終値は

47.90デンマーク・クローネ。ニルスターは8.5%下げ6.14ユー ロ。

◎欧州債:独仏債が上昇、独2年債利回り0.5%割る-首脳会議控え

26日の欧州債市場ではドイツ2年債が上昇。同利回りは一時、 3週間ぶりに0.5%を割り込んだ。ギリシャ救済策をめぐる銀行団と の協議が行き詰まり、話し合いが一時中断したと欧州連合(EU)当 局者が明らかにしたことが背景にある。

フランスとオランダの2年債も堅調。ドイツのメルケル首相が議 会でソブリン債危機の根本的な克服には「長年かかる」との見方を示 したことを受け、最上級格付け国の国債に安全を求める動きが強まっ た。イタリア債は下落。同国は105億ユーロ相当の国債を入札した。 アイルランドとポルトガルの国債も軟調。

モニュメント・セキュリティーズの債券アナリスト、マーク・オ ストワルド氏(ロンドン在勤)は、「待望されている解決策はまだ出 てこない」と述べ、「これまで伝えられた案はすべて、より恒久的な 解決策を得るための時間稼ぎに過ぎない。これがドイツ国債の利回り の頭を抑えている」と続けた。

ロンドン時間午後4時37分現在、独2年債利回りは前日比5ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.52%。一時は

0.49%まで下げ、6日以来の低水準となった。同国債(表面利率

0.75%、2013年9月償還)価格はこの日、0.090上げ100.435。 独10年債利回りは3bp下げて2.03%。

EU側は銀行の自発的な支援参加を模索しているものの、強制的 な解決を図る可能性は排除できないという。同当局者がブリュッセル で匿名を条件に語った。ギリシャの新発債についてどの割合までを保 証するかが焦点となっている。

EUは過去4日で2回目の首脳会議を開く。債務危機の悪影響が イタリアに拡大するのを阻止するため、域内の救済基金拡充と銀行の 資本強化、ギリシャ救済策についての合意を目指す。サミットはブリ ュッセル時間午後6時に始まる。

フランスを中心に最上級格付け国の国債が上昇。仏2年債利回り は前日比10bp低下し1.10%。オランダ2年債利回りは4b下げ

0.67%となった。

一方、ポルトガル2年債は4日続落。同利回りは一時、91bp 上昇の19.06%と、7月20日以来の高水準に達した。アイルラン ド2年債利回りは44bp上げ9.45%。これは9月15日以来の最 高。

イタリア2年債は3日続落。同利回りは5bp上昇し4.56%。

◎英国債:10年債上昇、危機対策協議の一時中止で-首脳会議控え

26日の英国債市場で10年債相場が上昇。欧州の各国首脳はこ の日にブリュッセルで会合を開くものの、ユーロ圏債務危機の解決策 を見いだせないとの懸念が広がっている。

欧州連合(EU)当局者によれば、第2次ギリシャ救済の一環で あるギリシャ債保有者の損失をめぐる銀行団との協議が一時中止され た。英産業連盟(CBI)のこの日の発表によると、製造業受注指数 が低下したほか、景況感は2年半ぶりの低水準に落ち込んだ。

スタンダード・バンクのG10通貨調査責任者、スティーブ・バ ロー氏(ロンドン在勤)は、ユーロ圏当局者が債務危機を解決する能 力への「信頼が市場で損なわれ始めている」と述べた。また、「経済 データの影響も軽視すべきではない。CBIが発表した数値にはかな り驚かされた」と続けた。

10年債利回りは前日比4ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)低下の2.47%、同国債(表面利率3.75%、2021年9 月償還)価格は0.350上げ111.115。一方、2年債利回りは

0.58%と、前日からほぼ変わらずとなった。

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参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: ニューヨーク 森 茂生 Shigeki Mori +1-212-617-6107 smori1@bloomberg.net Editor: Shigeru Chiba ニューヨーク 西前 明子 Akiko Nishimae +1-212-617-2601 anishimae3@bloomberg.net Editor: Shigeru Chiba 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保 義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 okubo1@bloomberg.net