NZ中銀:政策金利を据え置きか、欧州危機の影響で-27日会合

ニュージーランド(NZ)準備銀 行(中央銀行)のボラード総裁は27日の金融政策決定会合で政策金 利を過去最低水準で維持する公算が大きい。インフレ鈍化に加え、欧 州債務危機が2月の地震からの復興の重しとなりつつあるためだ。

ブルームバーグ・ニュースが実施したエコノミスト調査では、18 人全員がNZ中銀は政策金利であるオフィシャル・キャッシュ・レー トを2.5%に据え置くと予想。うち14人が来年まで金利は据え置き とみており、4人は12月の利上げを見込んでいる。

投資家の間では、ボラード総裁が2012年4-6月(第2四半期) より前に利上げを実施するとの観測が後退している。欧州の債務問題 のほか、NZの7-9月(第3四半期)のインフレ率がここ1年余り で最低の水準となったことが背景にある。

ゴールドマン・サックス・アンド・パートナーズ・ニュージーラ ンドのエコノミスト、フィリップ・ボーキン氏(オークランド在勤) は「引き締めサイクルを開始する状況ではない」と指摘。「NZ中銀 は下振れリスクの低下がより明確になることを期待するとみられる。 それにはある程度の時間が必要だろう」と述べた。

ウエストパック銀行の金利スワップ統計によれば、NZ中銀が27 日に利上げする可能性はゼロ。来年3月に0.25ポイント利上げの確 率は28%と、今月21日時点の36%から低下した。来年6月までに 政策金利が引き上げられる確率は72%とみられている。