ドイツ連邦議会、欧州救済基金拡大案を可決へ-首脳会議前に投票

ドイツのメルケル首相率いる連立 与党は、欧州の救済基金の実質的な規模を拡大する計画について、26 日の連邦議会(下院)の投票で過半数の賛成票を確保する見通しだ。 複数の議員が明らかにした。

連立政権の一翼を担う自由民主党(FDP)党首、レスラー経済 技術相は25日、ベルリンで記者団に対し、「われわれだけで賛成が過 半数に達することは明白だ」と言明。救済基金の拡充が「金融市場を 落ち着かせ、ユーロの安定につながる」と語った。

メルケル首相は26日、採決に先立ち現地時間正午ごろに連邦議会 で演説する予定。投票では、2年間に及ぶ欧州債務危機の解決策の一 部である欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の実質的な規模拡 大の是非を問う。解決策は同日夕ブリュッセルで開催される欧州の首 脳会議で協議される。

危機のさなかに支持が急落したFDPは、救済に反対する姿勢を ちらつかせてきたが、同党のリントナー幹事長によると、EFSFの 拡充に欧州中央銀行(ECB)のバランスシートを利用する可能性を 欧州各国首脳が排除したため、賛成に傾いたという。

連立与党は620議席の連邦議会で330議席を占める。造反する与 党議員が19人出たとしても、311票の過半数で可決できる。