欧州株:反落、EU財務相会合の中止が波紋呼ぶ-米信頼感指数も嫌気

25日の欧州株式相場は反落。 ストックス欧州600指数は前日、11週間ぶりの高値で引けていた。 この日発表の10月の米消費者信頼感指数が落ち込んだのを嫌気した ほか、26日の欧州連合(EU)財務相会合が中止となり、同日サミ ットを開く域内首脳らが債務危機解決で苦戦するとの懸念をあおった。

欧州最大の半導体メーカー、STマイクロエレクトロニクスが大 幅安。同社がこの日示した売上高見通しは市場予想を下回った。スイ スの太陽光発電機器メーカー、マイヤー・ブルガー・テクノロジーは 13%下落。業界内の「不透明感が高い」として国内の一部門で生産 を一時停止すると発表したことが響いた。一方、決算発表が好感され た英石油会社BPやBGグループを中心にエネルギー銘柄は高い。

ストックス欧州600指数は前日比0.7%安の240.29で終了。 一時0.4%値上がりする場面もあった。ドイツのメルケル首相はじ め欧州首脳らは前週末の会合に続き、26日に再びブリュッセルでサ ミットを開催し、欧州危機の包括的な解決策を話し合う。

ストアブランド・アセット・マネジメントのファンドマネジャー、 エスペン・ファーネス氏(オスロ在勤)は「明日の会議からは何らか の結果が期待できると市場はかなり織り込んでいる」と述べ、「そう ではないことを示唆する不協和音や何らかの遅れがあれば、明らかに マイナスだ」と付け加えた。

この日の午後は、26日に予定されていたEU財務相会合が中止 されたと英政府が発表。これをきっかけに株式相場は下げ足を速めた。 ただ、EUおよびユーロ圏の首脳会議は予定通りブリュッセルで開か れることがその後確認され、下げ幅は幾分縮まった。

ストックス欧州600指数は週ベースでは前週末時点で4週連続 高と、昨年12月以来で最長の上昇となっていた。ギリシャをデフォ ルト(債務不履行)の瀬戸際に追い込んだ債務危機への解決策をユー ロ圏の政治家らがまとめるとの見方が背景。今年2月17日に付けた 年初来高値は18%下回っている。

この日の西欧市場では、18カ国中15カ国で主要株価指数が下 落した。米民間調査機関のコンファレンス・ボードが発表した10月 の消費者信頼感指数は39.8と、前月の46.4(速報値45.4)から 低下。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は46だ った。10月の指数は、エコノミスト調査での最も悲観的な予想も下 回った。

STマイクロエレクトロニクスは7.4%下げ5.06ユーロで終了。 マイヤー・ブルガーの終値は20.55スイス・フラン。BPは4.4% 高の457.2ペンス、BGグループは3.8%値上がりの1378ペンス。

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