欧州債:独仏2年債が上昇、危機打開策めぐる観測で-ギリシャ債安い

25日の欧州債市場ではドイツ とフランスの2年物国債が上昇。独2年債利回りは7週間ぶりの大幅 低下となった。欧州当局者が債務危機打開とギリシャのデフォルト (債務不履行)回避を目指した解決策で合意できないとの観測が 背景にある。

英政府が26日に予定されていたユーロ圏財務相会合の中止を発 表すると、独仏債は上げ幅を拡大した。欧州連合(EU)首脳会議 (サミット)は予定通り開催されるという。

一方、ギリシャ国債は下落し、2年債利回りはユーロ導入以後の 最高に近づいた。スペイン政府は34億8000万ユーロ相当の国債を 発行したほか、オランダ政府は20億ユーロ規模の国債入札を実施し た。

クレディ・アグリコルCIBの債券ストラテジスト、オーラン ド・グリーン氏(ロンドン在勤)は、危機協議で「障害や深刻な意見 の不一致が見られた場合、周辺国の国債が打撃を受ける一方、ドイツ 国債への支援材料となるのは間違いない」と述べ、「スプレッド(利 回り格差)が拡大しており、これが明らかな方向性のようだ」と続け た。

ロンドン時間午後3時59分現在、独2年債利回りは前日比10 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.56%。一時 は11bp低下し、9月2日以降で最大の下げとなった。同国債(表 面利率0.75%、2013年9月償還)価格はこの日、0.190上げ

100.360。独10年債利回りは8bp下げ2.05%。

仏2年債利回りは20bp低下し1.20%。これは8月10日以 来で最大の低下幅。フィンランド2年債利回りは10bp下げ

0.73%、オーストリアの2年債利回りは12bp低下の1.05%とな った。

ギリシャ国債

ギリシャ2年債は8営業日続落。利回りは一時289bp上昇し

81.20%に達した。これは過去最高となる84.52%を付けた先月 14日以来の高水準。ポルトガル10年債利回りは13日連続で上昇。 この日は6bp上昇し12.44%となった。一時は12.48%まで上げ、 7月20日以来の最高を記録した。