米UPS株が下落、国際配送の伸びが予想下回る-アジアの減速を反映

25日のニューヨーク株式市場 では、小荷物輸送を扱う米ユナイテッド・パーセル・サービス(UP S)の株価が下落した。経済活動の指標とみなされるUPSでは、米 国内の配送実績が伸び悩む中、国際配送需要に減速の兆しが見え始め ている。

同社が25日発表した7-9月(第3四半期)決算で、米国内の 配送総量は前年同期とほぼ変わらずとなった。同社は「米景気の減速」 を理由に挙げている。海外の配送は4.6%増加したものの、第2四 半期の6.2%増には届かなかった。

スターン・アジー・アンド・リーチのアナリスト、ジェフ・カウ フマン氏(ニューヨーク在勤)は電話インタビューで、「国際配送部 門の利益率が失望を誘った」と指摘。「特にアジアから米国向けの配 送が予想を若干下回り、減速傾向が見られる」と述べた。

ニューヨーク時間午前10時1分現在、UPSの株価は前日比

2.4%安の69.18ドル。一時3.7%安と、日中取引では9月22日 以来の下げとなる場面も見られた。同社の第3四半期の利益は前年同 期比5.1%増加の10億4000万ドル(約792億円、1株当たり

1.06ドル)。ブルームバーグがまとめたアナリスト22人の予想平 均は1株当たり1.05ドルだった。UPSの前年同期の純利益は9億 9100万ドル(1株当たり99セント)だった。

同社のスコット・デービス最高経営責任者(CEO)は発表文で、 「アジアの輸出減速や世界経済の厳しい現状」が影響したと述べた。