東電:ユーラス株を豊田通商に200億円で売却へ-これまでで最大

東京電力は25日、豊田通商と共同 で出資する風力発電国内最大手のユーラスエナジーホールディングスの 株式20%を、豊田通商に売却すると発表した。株式売却後の出資比率は 東電が40%、豊田通商が60%になる。福島第一原子力発電所事故を受け て始まった合理化策としてはこれまでで最大の売却額。

都内で会見した豊田通商電力プロジェクト部の牛島新一室長は、売 却額が「200億円弱になる」と述べ、来年1月までに株式を購入する計 画だと明らかにした。

会見に同席した東電海外再生可能エネルギーグループの坂本敏康マ ネージャーは、今回の売却は合理化策の一環という側面のほか、原発事 故の影響で「東電の与信力が急速に悪化したため、ユーラスエナジーが 東電の子会社であり続けることが事業に貢献しなくなっている」と説明 した。牛島氏も、豊田通商が筆頭株主となることで、「ユーラスエナジ ーの長期的な成長のための資金繰りが改善する」と同調した。

今後、ユーラスエナジーが上場する可能性について、東電の坂本氏 は「将来の選択肢のひとつとして豊田通商と検討する余地はある」と述 べた。しかし、現時点では第三者の資本参加は計画しておらず、2社 で事業を継続する方針だという。出資比率の変更がユーラスエナジーの 事業計画に与える影響はないとしている。

ウェブサイト上のデータによると、ユーラスの国内外の発電能力は 212万1028キロワット。このうち、国内分は52万7060キロワットとな っている。