タイ洪水、バンコクにさらに流入の恐れ-周辺河川水位が過去最高に

タイ政府は25日、過去50年余り で最悪の洪水の影響で首都バンコク郊外の河川の水位がさらに上昇し ており、同市の防水壁が決壊する恐れがあると見通しを示した。洪水 被害が首都の新たな地域に及びかねないとの懸念が強まっている。

政府の洪水対策本部の責任者を務めるプラチャ法相は、「ランシッ トやノンタブリ、パトムタニからバンコクに水が流入するだろう」と 指摘、「市内の排水システムがどの程度処理できるか政府は把握してい ない」と語った。

バンコクのスクムパン知事によると、中心部を流れるチャオプラ ヤ川の水位は24日、1995年に記録した過去最高の海抜2.27メートル を上回る2.3メートルに達し、一部地域で堤防が決壊。約40億立方メ ートルの水がバンコクの北から迫りつつあるという。同市の海抜は平 均2メートルを下回る。

インラック首相は25日、住民が洪水被害に備えるため、政府は 28-31日を公休日にすることを検討すると語った。