キリン:2本立て協調融資で600億円調達へ-買収資金の借り換え

キリンホールディングスは2本立て 協調融資(シンジケートローン)で総額600億円相当を調達する。事情 に詳しい関係者によると、円建て200億円、ドル建て400億円相当を三 菱東京UFJ銀行を主幹事とする銀行団から11月末までに借り入れる。 ブラジル大手ビール買収資金として借り入れたブリッジローン(つなぎ 融資)の借り換えに充てる。

200億円の円建て融資は10年間で、利率は3カ月円LIBOR(ロ ンドン銀行間取引金利)に10ベーシスポイント(1bp=0.01%)上 乗せした水準。400億円相当のドル建て融資は6年間で、利率は3カ月 ドルLIBORに35bp上乗せした水準となる見通し。

キリンは8月にブラジル大手ビールのスキンカリオールを39億 5000万レアル(約1988億円)で買収。つなぎ融資として三菱東京UF J銀行から調達した短期融資1800億円の借り換えとして、9月に総額 700億円の社債を発行した。今回シローンで調達する600億円は、それ に続くにつなぎ融資の返済原資とする。

格付け会社のムーディーズ・ジャパンは24日、キリンの長期発行 体格付とシニア無担保長期債務格付を「A2」から「A3」に引き下げ たと発表した。キリンの買収発表以降、財務悪化を懸念して格下げ方向 で見直しを始めていた。「A3」は10段階ある投資適格級の格付けの上 から7番目で、格付見通しも「ネガティブ」としている。

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