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「ウォール街を占拠せよ」デモ、バチカン枢機卿が支持-金融規制要望

バチカンの枢機卿が「ウォール 街を占拠せよ」をスローガンとするデモについて、正当化されるとの見 解を示した。ローマ教皇庁は世界の金融規制の見直しと国際的な市場規 制当局の創設を呼び掛けている。

ピーター・タークソン枢機卿は24日、バチカンで記者団に対し 「ある時期の人々はこう主張する権利があるのではないだろうか。ビジ ネスのやり方を見つめ直し違ったやり方で行ってはどうか。なぜなら われわれの幸福や善につながっていないから、と」と指摘。「このこと をウォール街の人々に要望することが可能だろうか。私は、そうできる しできるはずだと思う」と述べた。

タークソン枢機卿はガーナ出身。同枢機卿が議長を務めるバチカン の正義と平和評議会は、金融市場の運営・規制方法の変革を呼び掛けて いる。バチカンによる金融市場に関する見解の表明は、2009年にロー マ教皇ベネディクト16世が回勅で新たな金融秩序の必要性を呼び掛け て以来となる。

同評議会はバチカンで24日発表した文書にこの提案を盛り込んだ。 文書では金融取引への課税も提案されている。文書は「財貨を大規模に 蓄えること」は「敵意や暴力までをも助長する風潮を生み出し、非常に 堅固と考えられている民主主義的な制度の根幹をいずれ弱体化させる可 能性がある」と指摘している。

バチカンは、各国の中央銀行と同様の機能を果たす「世界中央銀 行」など、金融政策に関して「世界共通の権限」を有する機関の設立を 呼び掛けている。文書は、このような全面的な変更を「段階的に」進め る必要があるとしている。

タークソン枢機卿は「グローバリゼーションについて誰もが知って おり、その影響を感じている。ただ、それぞれの国には単独で対処する 能力はない」との見方を示した。

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