米TI:10-12月期の売上高見通し、一部の市場予想下回る

アナログ半導体メーカー最大手、 米テキサス・インスツルメンツ(TI)が示した10-12月(第4四 半期)の売上高見通しは、一部のアナリスト予想を下回った。電子 部品の需要が低調にとどまっていることを示唆するものだ。

24日の発表によると、10-12月期の売上高は32億6000万-35 億4000万ドル(約2500億-2700億円)になる見通し。RBCキャ ピタル・マーケッツのアナリスト、ダグ・フリードマン氏は35億 7000万ドルを予想していた。9月23日に手続きを完了した米ナシ ョナル・セミコンダクター買収を見通しに織り込むのは、今回が初 めて。

TIはミサイルから洗濯機までさまざま製品の重要な部品であ るアナログ半導体が収入の大半を占めており、同社の決算は経済全 般の需要を測る指標になる。ケビン・マーチ最高財務責任者(CF O)はインタビューで、7-9月(第3四半期)を通して売上高は 改善したほか、受注の減少率も鈍化したと語り、底入れに近づいて いる可能性を指摘した。

マーチCFOは「底入れのプロセスが始まったと思う」と同時 に、「勝利宣言できるとは言い難く、まだボトムには達していない」 と述べた。

TIの株価は時間外取引で一時30セント安の31.39ドルとなっ た。通常取引終値は前週末比4%高の31.69ドルだった。年初来騰 落率はマイナス2.5%。

7-9月期は減益

エドワード・ジョーンズのアナリスト、ビル・クレハー氏は「底 打ちしたと言う前にさらに裏付けが必要だろう。TIは厳しい四半 期をうまく乗り切ったと思う」と語った。

TIによると、10-12月期の1株利益はナショナル・セミコン ダクターの買収関連費用を含めて28-36セントになる見通し。

この日発表した7-9月期決算は、純利益が6億100万ドル(1 株当たり51セント)と、前年同期の8億5900万ドル(同71セント) から減少した。売上高は前年同期比7.3%減の34億7000万ドルと なった。

TIは9月8日、7-9月期の1株利益が56-60セント、売上 高が32億3000万-33億7000万ドルになるとの見通しを示してい た。

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