MFグローバル格下げ、リスク管理懸念でジャンク目前-ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・ インベスターズ・サービスは、ジョン・コーザイン氏率いる米先物ブ ローカーのMFグローバル・ホールディングスの信用格付けを投資適 格級の中で最も低い水準に引き下げた。決算が目標に届かない可能性 が高いほか、リスク管理が十分ではないとの懸念が理由。

ムーディーズの24日発表によると、同社はMFグローバルの長 期信用格付けを「Baa3」に指定。これまでの「Baa2」から引 き下げた上で、一段の引き下げ方向での見直し対象とした。「現在の 低金利環境および変動の大きい資本市場の状況」の影響で、MFグロ ーバルは通期決算において税引き前で2億-3億ドル(約152億 1000万-228億2000万円)という利益目標を達成できない可能性 が高いと説明した。

ムーディーズは、欧州の国債に絡むレポ取引を通じたエクスポー ジャー拡大を特に指摘した。

ムーディーズの発表資料によると、シニアアナリスト、アル・ブ ッシュ氏は「MFグローバルの欧州周辺国のソブリン債へのエクスポ ージャー増加や、規定資本を満たせない問題に対応するためブローカ ーディーラー子会社に資本を注入する必要があることが、同社のリス ク選好度の高まりを浮き彫りにし、リスク管理に疑問を生じさせてい る」と説明した。