欧州株:ストックス600は11週ぶり高値-日本と中国の指標を好感

24日の欧州株式相場は続伸。 ストックス欧州600指数は11週間ぶり高値を付けた。欧州債務危 機をめぐる週末のユーロ圏首脳会議を受けてギリシャの銀行が売られ たものの、日本や中国の景気に明るい兆しが見られたことが好感され た。

英・オーストラリア系のBHPビリトンやリオ・ティントを中心 に資源株が高い。ロンドンでの金属価格急騰が手掛かり。決算が市場 予想を上回ったオランダのカーナビゲーション機器メーカー、トムト ムは大幅高。一方、ギリシャ・ナショナル銀行(NBG)は21%下 落。ギリシャ債保有者は最大60%の評価損を計上する公算があると の報道が嫌気された。

ストックス欧州600指数は前週末比1.3%高の242.03。8月 4日以来の高値となっている。週ベースでは前週末時点で4週連続高 と、昨年12月以来で最長の上昇となっていた。ギリシャをデフォル ト(債務不履行)の瀬戸際に追い込んだ債務危機への解決策をユーロ 圏の政治家らがまとめるとの見方が背景。今年2月17日に付けた年 初来高値は17%下回っている。

バークレイズ・ウエルスの株式ストラテジスト、ヘンク・ポッツ 氏(ロンドン在勤)は「中国の様子は依然として明るいが、ユーロ圏 で起こっている幅広い問題が引き続き議論の的だ」と指摘。「政策当 局者から何らかの具体的な提案が出始めるという期待がある」と付け 加えた。

23日にブリュッセルで開かれた欧州首脳会議では、欧州金融安 定ファシリティー(EFSF)の拡充で欧州中央銀行(ECB)に依 存しないことや、ギリシャ債務の強制的な再編は実施しない方針で一 致。EFSF拡充の最終青写真は26日に再度行う首脳会議まで持ち 越しとなった。

24日の西欧市場では、18カ国中15カ国で主要株価指数が上昇。 この日発表された指標では、中国の製造業活動を測る10月の指数 (速報値)が4カ月ぶりに活動拡大に転じたことを示したほか、日本 の貿易収支が9月に2カ月ぶりに黒字に転じるなど、いずれも株価押 し上げ材料となった。

ストックス欧州600指数を構成する業種別指数で上昇率トップ は鉱業株。BHPビリトンは5.2%高の1996ペンス、リオ・ティン トは7.1%上げ3373.5ペンスでそれぞれ取引を終えた。トムトム は19%上昇の3.62ユーロ。NBGの終値は1.60ユーロ。

ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のユンケル議長(ルクセ ンブルク首相兼国庫相)は、第2次ギリシャ救済での民間投資家の関 与をめぐる協議では債券保有者の損失負担を最大60%とすることが 焦点となっているとの認識を示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE