ジム・ロジャーズ氏:「円高傾向は続く」、商品市場は強気相場

ロジャーズ・ホールディングスのジ ム・ロジャーズ氏は24日午後都内で講演し、為替相場の見通しについて 「これからも円高傾向は続く」と述べた。自身が保有している円資産の 運用方針では「どのくらいまで円高になるかは分からないがまだ売却は しない」と語った。

信用不安が依然として残る欧州での債務危機問題に関しては、「銀 行破たんなどを目の当たりにしないと立ち直らない」と指摘。「それま ではユーロを買い増すチャンスかもしれない。完全に解決できるまでユ ーロは売らない」と述べた。

ロジャーズ氏は、1990年代後半からの商品相場上昇の始まりを予測 した「ホット・コモディティーズ(邦訳名『商品の時代』)の著者でも 有名。「コモディティ市場は10年強気市場が続いており、その発端は需 給バランスが崩れたこと」と指摘した。

同氏は、非鉄金属も原油も農産物も供給量が需要に応じていないと して、「上げ相場は何年間も続くと思っている。強気市場は当面続く」 と話した。

自身の投資戦略については「コモディティと通貨はロング(買い持 ち)、株式はショート(売り持ち)している。当分の間ポジションは変 えない」と述べた。同氏はアール・ビー・エス(RBS)証券主催の講 演会で発言した。