中国の成長率、向こう1年間は7%程度に鈍化へ-PIMCO

中国の経済成長率は今後1年間、 約7%程度に鈍化が見込まれる。債券ファンド最大手、米パシフッ ク・インベストメント・マネジメント(PIMCO)が指摘した。

中国の7-9月(第3四半期)の国内総生産(GDP)は前年同 期比で2009年以来の低い成長率にとどまり、欧州債務危機が中国の 成長に打撃を与える懸念につながった。PIMCOのシニア・バイス・ プレジデントで新興市場ポートフォリオマネジャーのアイザック・メ ン氏は、胡錦濤国家主席・温家宝首相体制から新体制への移行が来年 始まるのに伴い、中国当局は輸出への依存度を低下させる方向に動く と指摘する。胡主席の後任は12年後半に選出される予定で、同主席と 温首相は13年3月に任期満了となる。

メン氏はシドニーでのブリーフィングで、「中国政府は早急な解決 策ではなく、むしろ構造改革に重点を置く」との見方を示し、「向こう 12カ月は7%程度への循環的な成長減速が見込まれ、これは中国の過 去の2桁成長と比べると大幅な鈍化になる」と指摘した。

18日に発表された中国の第3四半期の成長率は前年同期比9.1% と、ブルームバーグ調査の予想中央値9.3%および4-6月(第2四 半期)実績の9.5%をともに下回った。

メン氏は「新体制は5-10年という長い将来を見据えることにな る」とした上で、「より持続的な内需、消費主導型の成長への調整を望 むだろう。輸出主導型の成長はもはや持続不可能であり、より緩やか な成長ペースと消費主導への転換は不可避だ」と指摘した。