三菱重株、福証で東証を2割下回る水準で売買成立-成行1000株

総合重機トップの三菱重工業株の 取引で24日、福岡証券取引所において東京証券取引所での値段を2割 下回る水準で小口の売買が成立した。

福岡証取市場部の秋元淳一部長はブルームバーグ・ニュースの電 話取材に対し、「相手方がいないところに売り注文が入った。成り行き で、午後2時6分に253円で1000株が約定した」と説明した。きょう の東証での平均価格は319円で、福証での価格はこれより21%低い。

三菱重株は東京、大阪、名古屋、福岡、札幌の5証券取引所に上 場している。ブルームバーグ・データによると、福証で売買が成立し たのは2009年11月18日に1万株が出来て以来、約2年ぶり。きょう の三菱重株は、東証で1135万1000株、福証で1000株の売買が成立し たほか、国内の各私設取引所(PTS)で取引があった。東証での終 値は前週末比1.6%高の322円。

水戸証券投資情報部の門馬且康課長は、「証券会社には最良執行方 針の観点から、通常は顧客から受けた注文を優先市場で発注する義務 がある」と指摘。このため、福岡市場での売買は「同市場で注文を出 してほしいという顧客からの要望を受けた可能性がある。あまり聞く ことがないレアケースだ」と言う。