米企業の人員採用計画:昨年来の最低水準、需要鈍化で-NABE調査

米企業の人員採用計画は国内需 要の鈍化を背景に、雇用見通しが2010年1月以降で最悪の状況にあ ることを映している。全米企業エコノミスト協会(NABE)の調 査で明らかになった。

NABEの24日の発表によると、向こう6カ月間で従業員を増 やすとの回答が7月の調査時よりも減少した。一方で削減を計画し ているとの回答は増えた。値上げを予定している企業の割合は、こ の2年ほどで最も少なかった。

産業界は欧州債務危機を懸念しており、危機が原因で来年初め にかけて売り上げが減少するとみる回答者が全体の30%に上った。 また、企業は米経済が拡大を続けるとみているものの、そのペース に関しては予想を下方修正。設備投資にも慎重になっており、現在 の景気回復に勢いがない理由の一端を物語っている。

今回の調査結果について、全米家電協会(CEA)のチーフエ コノミスト、ショーン・デュブラバック氏は、「期待は抑制されてい る。調査回答者は依然慎重ながら、自信を持っている状態にある」 と分析した。

調査では、採用を拡大するとの回答が29%にとどまった。7月 時点では43%だった。従業員に関して変更予定はないとの回答は 59%で、前回調査から10ポイント上昇。人員削減を計画していると の答えは12%で、前回の8%から上昇した。

調査は9月20日-10月5日に実施され、NABEメンバー70 人から回答を得た。