ドイツ国債評価額引き上げ、独銀のギリシャ損失の影響緩和も-関係者

ドイツの銀行は保有するドイツ 国債の評価額を引き上げることで、ギリシャ救済の一環として計上す るギリシャ国債の評価損の影響を緩和できる可能性がある。事情に詳 しい複数の関係者が明らかにした。

欧州連合(EU)の銀行監督当局である欧州銀行監督機構(EB A)は、欧州の金融機関がギリシャなど高債務国の国債の評価損を計 上する一方、ドイツなど財政がより健全な国の国債の評価額の切り上 げを行う場合、さらにどの程度の資金が必要になるか検証している。 関係者2人が非公開の情報だとして匿名を条件に語った。

関係者らによれば、ドイツの銀行が狭義の中核的自己資本(コア Tier1)比率9%という最低基準を達成するには、約50億ユー ロ(約5290億円)の追加資本が必要になるとEBAは暫定的に試算 しているという。

EBAが7月に公表したデータに基づいてブルームバーグが推計 したところでは、ドイツの金融機関上位12行が2010年末時点で保 有するドイツの公的部門の債務は3055億ユーロ相当。保有するギリ シャの公的債務の76億4000万ユーロ相当を大幅に上回っている。