9月の貿易収支は2カ月ぶりの黒字-自動車・同部品輸出が増加

9月の日本の貿易収支は2カ月ぶ りに黒字に転じた。東日本大震災後の生産活動の回復で、主軸の自動 車を中心に輸出額が2カ月連続で増加、伸び率も予想を上回った。

財務省が24日発表した9月の貿易統計速報(通関ベース)による と、輸出額は前年同月比2.4%増の5兆9807億円。輸入額は同12.1% 増の5兆6803億円だった。この結果、貿易収支(原数値)は3004億 円の黒字となった。

ブルームバーグ・ニュースのエコノミスト調査では、貿易収支は 1980億円の黒字を予想。輸出額は前年同月比1.0%増、輸入額は同

13.0%増だった。

大和総研の熊谷亮丸チーフエコノミストは発表後のリポートで、 「輸出が東日本大震災後の大幅な減少から着実に持ち直してきている ことを確認できる内容」と指摘。ただ、先行きについては、「海外経済 の減速が引き続き重しとなり、緩やかな回復ペースとなる」との見方 を示した。

輸出の内訳は、自動車がフランスやオーストラリア向けを中心に 前年同月比4.9%増と2カ月連続で増加。自動車部品も米国や中国、 タイ向けなどが好調で、同11.5%増と大幅に増加した。このほか、科 学光学機器も同15.2%増と好調だった。

21カ月連続で増加している輸入は原粗油が価格上昇から同

26.3%増となったほか、火力発電向けの液化天然ガス(LNG)が同

49.8%増と前月に続いて数量・金額ベースともに大幅に増加した。

米国向け自動車が減少

輸出を地域別でみると、米国向けは自動車が2カ月ぶりに減少に 転じたものの、同0.4%増と2カ月連続で増加。欧州連合(EU)向 けも同7.6%増と4カ月連続で増加した。アジア向けは同0.2%増とほ ぼ横ばい。うち中国向けは有機化合物や科学光学機器などが好調で

2.7%増と2カ月連続の増加だった。

季節調整済みの前月比では9月の輸出額は2.0%増の5兆7068億 円と5カ月連続で増加。輸入額は同2.2%減の5兆7286億円と2カ月 ぶりに減少した。差し引きした貿易収支は218億円のマイナスで、6 カ月連続の赤字。

政府が17日公表した10月の月例経済報告は輸出の判断を「海外 経済の回復が弱まっていることにより、横ばいとなっている」とし、 半年ぶりに下方修正した。これに伴い、総括判断も景気が「引き続き 持ち直しているものの、そのテンポは緩やかになっている」とし、半 年ぶりに引き下げた。

--取材協力: Minh Bui, Theresa Barraclough Editor:Norihiko Kosaka, Hitoshi Sugimoto

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