BNPパリバ:日本株拡大でアナリストやトレーダー10人規模採用へ

更新日時

フランスの銀行最大手BNPパリバ は、日本株式業務拡大のため、来年3月末までにアナリストをはじめセ ールスやトレーダーなど約10人規模の採用を計画していることが分か った。

東京を拠点とするBNPパリバ証券は24日、スイスのUBSから 山本義継氏を新設のセミコンダクター(半導体)セクターのアナリスト に起用。また来週にもメリルリンチ日本証券から釜井毅生氏、ジェイス ン・タルボット氏をトレーダーとして採用する。BNPパリバ証券の岡 澤恭弥株式・派生商品統括部長が明らかにした。

パリを本拠とするBNPパリバはベルギーのKBCグループから 昨年、約20人を採用するなど、日本でエクイティ業務を拡大してきた。 クレディ・スイス証券の株式本部長だった岡澤氏は今年3月に移籍、以 来20人以上を競合他社から採用した。東日本大震災以降、TOPIX が20%下落する中、同業務の強化を図っている。

岡澤氏(41)はブルームバーグ・ニュースの取材に応じ、「投資家 は日本企業が今後アジアのグロースを取り込みさらに成長すると注目 している」と述べた。また、アジアや欧州の投資家が「過去20年間の 不良債権問題や厳しい事業環境を克服し生き延びた日本企業をモデル にしようとしている」と日本の会社に関心を寄せているという。

さらなる採用計画

BNPパリバは日本株強化に伴う今回の採用で、今年度内にコモデ ィティー、テクノロジー、機械産業で業界担当アナリストをスカウトす るほか、日本と海外でセールススタッフを採用する予定だ。

同社は5月には自動車アナリストの杉本浩一氏をメリルリンチか ら、銀行アナリストの鮫島豊喜氏をゴールドマン・サックスから採用。 7月に日本株チーフストラテジストの丸山俊氏、株式調査部の共同部長 に簡野邦彦氏をクレディ・スイスから起用している。

BNPパリバ証券の従業員は約500人。2011年3月期は18億円の 赤字(10年3月期は142億円の黒字)だった。

岡澤氏は93年慶応義塾大学経済学部卒業後、UBSを経て01年に クレディSに外国株式本部長として入社。09年から株式本部長を務めて いた。現在BNPパリバではアジア地域株式・派生商品経営委員会のメ ンバーも務めている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE