米FHFA、ローン借り換え促進策強化-住宅価値に関係なく可能に

米政府は住宅ローン保有者向 けの救済計画を拡大し、住宅価格の下落幅にかかわらずローンを借 り換えられるようにする。住宅公社のファニーメイ(連邦住宅抵当 金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)を監督下に置く 米連邦住宅金融局(FHFA)が明らかにした。

FHFAの24日の発表によれば、住宅ローンの借り換え促進プ ログラム(HARP)に計画されている変更の一部として、手数料 の排除や銀行の負担リスク軽減なども含まれている。

これまで同プログラムの対象は、住宅ローンの残高が住宅価格 の125%以下のローン保有者に限られていた。ファニーとフレディ が組成あるいは保証した住宅ローンが適用対象で、遅延なく返済し ているローン保有者がプログラムの利用資格を得る。

FHFAのエドワード・デマルコ局長代行は「今回の変更でよ り多くの人が住宅ローンを借り換えやすくなるはずだ」としながら も、「大規模な借り換えプログラムではない」と続けた。

2009年6月以前に契約した住宅ローンの保有者がプログラム の対象となる。直近の6カ月間に遅滞なく返済し、過去1年間で2 回以上の返済遅延が無いことが条件。ローン残高は借り換え対象の 住宅価値の80%以上でなければならない。プログラムは2013年末 で終了する。

オバマ大統領は24日、訪問先のネバダ州でこの促進策強化に言 及する見通しだ。ネバダ州は米国で住宅差し押さえ率が最も高い。 住宅価格の下落は資産価値を浸食し、支出の抑制や差し押さえ急増 を通じてなお経済全体の重石となっている。米国では約1100万世 帯が、住宅価値を上回るローン残高を抱えている。