今週の米経済指標:7-9月GDP、今年最速ペースの伸びに

今週発表の米経済指標では、7- 9月(第3四半期)に景気が今年最速のペースで拡大したことが示さ れる見通しだ。景気回復が失速の瀬戸際にあるとの懸念を和らげる内 容になると、エコノミストらはみている。

米商務省が27日発表する第3四半期の実質国内総生産(GDP) 速報値は、ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト69人の 予想中央値によると、年率換算で前期比2.5%増が見込まれている。 4-6月(第2四半期)は同1.3%増だった。GDPの約7割を占め る個人消費は同1.9%増と、第2四半期の0.7%増の2倍余りのペース で伸びたとみられている。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)の米国担当シニアエコノミス ト、マイケル・ハンソン氏は、「1-6月(上期)の成長を抑える要因 となった大きな衝撃の幾つかは、流れが反転している」と分析。「欧州 情勢と米財政政策をめぐる不透明感に伴う衝撃の一部を避けられれば、 景気は現在のペースかそれを上回る速度で拡大する可能性がある」と 述べた。

上期の米成長率は0.9%と、2009年6月にリセッション(景気後 退)が終了した以降で最低となった。ここへきて景気の持ち直しを示 す指標が続いたことで株価も回復。第3四半期に14%下落したS&P 500種株価指数は、今月これまでに9.4%高となっている。

こうした回復傾向が家計の心理を支えている可能性がある。米民 間調査機関コンファレンス・ボードが25日発表する10月の消費者信 頼感指数は46.5と、2カ月連続の上昇が予想されている。9月は45.4 だった。ただ予想通りとなったとしても、指数は2年ぶりの低水準近 くにとどまる。

耐久財受注

米商務省が26日発表する9月の製造業耐久財受注額は、変動の大 きい輸送用機器を除くベースで前月比0.4%増の見込み。

商務省が同日発表する9月の新築一戸建て住宅販売は、年率換算 30万戸が予想されている。6カ月ぶりの低水準となった8月の29万 5000戸からは増えるものの、住宅業界が復調への足掛かりを得るのに 依然として苦戦している状況が示されるとみられている。

(米経済指標に関する最新情報は、こちらをご覧ください)

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