【FRB要人発言録】量的緩和第3弾、必要の可能性-エバンス総裁

10月17日から23日までの米連邦 準備制度理事会(FRB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は 発言者の氏名をクリックしてください)。

<10月22日> デュークFRB理事(バージニア州での講演):各家計の金融健全性は 米国全体の金融健全性に寄与する。FRBは個々の家計の金融安定と 健全性に固有の利益がある。家計の支出、貯蓄、投資は経済成長への 影響力が非常に大きい。

<10月21日> コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁(ミネアポリスでの講演):今年 のFOMCによる決定はインフレリスクをより積極的に容認している ことを示唆している。こうしたインフレリスク容認の傾向が持続する か、その見込みならば、インフレ期待の高まりという有害な結果を生 む恐れがある。

イエレンFRB副議長(デンバーで講演):金融緩和の大幅な拡大が必 要になるような経済状況に陥れば、様々な償還期限の証券の購入が適 切とみなされる可能性がある。米景気回復は失望されるほど緩やかだ。

フィッシャー・ダラス連銀総裁(ダラスで講演):(ツイストオペは) これまでのところ、雇用を創出する企業よりもトレーダーや資産家に 大きな恩恵をもたらしている。

<10月20日> ブラード・セントルイス連銀総裁(エコノミスト向け会議で):先進的 な経済理論は現実の政策にとってより意味のあるものとすべきだ。一 方、現実の政策は理論上の世界で展開される難解な考えを理解し、受 け止める必要がある。経済理論と経済政策が交差する基礎研究を支援 する上で、セントルイス連銀は長い間、指導的な役割を果たしてきた。

タルーロFRB理事:(ニューヨークで講演)FRBは経済成長を押し 上げて雇用危機への対応を支援するため、住宅ローン担保証券(MB S)購入の再開を検討すべきだ。MBS購入を再開すれば、投資家に よる株式などの他の資産購入を促し、住宅ローン金利に低下圧力が掛 かるだろう。

ロックハート・アトランタ連銀総裁(アトランタで):われわれは少な くともここに至って、この国がなすべきことに向き合い始めつつある。 財政均衡の重要性は間違いなく視界に入ってきている。

<10月19日> ローゼングレン・ボストン連銀総裁(CNBCのインタビューで):2.5 -3%のインフレ率が緩和措置の一部を解消する根拠になり得ると考 える。失業率の7%への低下もその根拠になることは確かだろう。

ロックハート・アトランタ連銀総裁(アトランタで):夏の後半に状況 が変わった。10月に入ってから米経済指標の大半は予想を上回ってお り、現在は米経済が成長軌道にあるようだ。二番底を予想していない。

ブラード・セントルイス連銀総裁:(ブルームバーグラジオのインタビ ューで)(FOMCの現行政策は)すでに適度に緩和的であり、国債の 買い増しを今実施する状況にあるとは私は考えていない。8月以降抱 えていたリセッション(景気後退)のリスクは回避した可能性が高い。

<10月18日> バーナンキFRB議長:(ボストンでの講演で)FOMCは、見通しや 政策計画の透明性を一段と高める方法を引き続き模索していく。ガイ ダンスなど政策をめぐるコミュニケーション手段は、ゼロ金利制約の ない状況でも有効だ。私は今後こうした手段の利用が増えていくとみ ている。

ロックハート・アトランタ連銀総裁:(テネシー州での講演で)最近の 経済指標はエコノミスト予想よりも良い内容。最悪のシナリオが現実 化する可能性は2-3カ月前に比べて少なくなったようだ。二番底は 予想していない。

<10月17日> エバンス・シカゴ連銀総裁:(デトロイトでの講演で)米国は生産と雇 用の非常に大きな不足に直面している。失業率が7%を下回るか中期 的なインフレ見通しが3%を上回るまで、政策金利の誘導目標をゼロ 近辺にとどめるべきだ。目的が達成されなければ、一段の資産購入を 支持する。

ラッカー・リッチモンド連銀総裁:(メリーランド州での講演で)金融 政策の影響を受けない諸要因によって景気回復が阻害されているため、 FRBが成長を押し上げようとすることでインフレをかき立てるリス クがある。

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