JPモルガンなど米銀5行、住宅融資手続き不備で費用690億ドル

米JPモルガン・チェースは、手 続きに不備があった住宅ローンや差し押さえに関連する費用として、 7-9月(第3四半期)に新たに13億ドル(約1000億円)計上した ことを明らかにした。これで米住宅ローン大手5社の2007年以降の同 関連費用は合計で約690億ドルに達した。

JPモルガンの13日の決算発表資料によると、同行は不備が見つ かった住宅ローン買い戻しの引当金を3億1400万ドル計上。訴訟関連 費用は10億ドルと、その大半は住宅ローン関連だった。ブルームバー グのデータによれば、今回のものを含めると、同行が計上したこれら 関連費用は少なくとも計176億ドルとなった。

住宅ローンの借り手や投資家、州当局がずさんな貸し出しや不適 切な住宅差し押さえに対する非難を強める中で、銀行の費用は膨らん でいる。FBRキャピタル・マーケッツのアナリスト、ポール・ミラ ー氏は、米ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)など住宅ローン債権の 買い手が、銀行への買い戻し請求に一段と積極的になっていると指摘。 5社合計の関連費用が1200億ドルを上回る可能性があるとみている。

米財務省の問題資産購入計画(TARP)の特別監察官を務めた ニール・バロフスキ氏は、「問題はまだ終わりそうにない」と指摘。 「業界には現在、この問題が非常に重くのしかかっている。それは当 然のことだ。遅かれ早かれ、銀行はその代償を払うことになる」と述 べた。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)が7-9月(第3四半期)に 計上した同関連費用は11億8000万ドル。07年以降の合計は403億ド ルで、米住宅融資業者の中で最大。

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