ECB:オペ資金の供給増やす公算、担保情報を追加なら-関係者

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【記者:Esteban Duarte】

10月20日(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)は資金 供給オペ(公開市場操作)の担保について、資産担保証券(ABS) の発行体が裏付けとなる融資の追加情報を開示すれば、そのABS を担保に従来よりも多くの資金供給を行う可能性がある。事情に詳 しい関係者1人が明らかにした。

ECBは銀行が差し入れる担保の安全性を評価して一定の掛け 目(担保価額の割引率)を適用し、銀行はそれに応じて資金供給を 受けることが可能だ。協議が非公開だとして関係者が匿名で語った ところでは、ECBのユーロシステム・リスクマネジメント委員会 は、ABSに現在適用している16%の割引率の引き下げを検討して いる。

ECBは2007年の信用危機悪化の一因とされるABSについ て、投資家に販売する証券の透明性と市場の信頼感の改善を銀行に 促しており、割引率引き下げもその取り組みの一環とみられる。フ ランクフルト在勤のECBの報道官はコメントを控えている。

ECBのオペ担保のうち、固定利付国債には最大10.5%、社債 には最大39.5%の割引率を適用している。

ブルームバーグのデータによれば、金融機関は今年2450億ユー ロ(約26兆円)相当のABSを発行。JPモルガン・チェースによ ると、このうち665億ユーロ相当(全体の27%)が投資家に販売さ れ、残りは融資の担保などの目的のために金融機関が手元に保有し ている。